子どもの頃、やっておけばよかったものを
つい自分のこどもにさせてしまうものなのだろう。
英語が苦手だったからと早めに英語の塾に通わせるママもいれば、
中学時代は有名なワルだったパパさんが
息子をせっせと塾に通わせたりするのを聞くと微笑ましくなる。
私も子供時代に習い事が多く、ソロバン、ピアノ、書道と
練習がいる習い事ばかりで遊べないし、
練習もしないから上達しない、と散々だったので
我が家の子どもたちは習い事1つ、ピアノだけ。
英語にダンスにスイミングに空手にサッカーと各種ある中で
「息子君にもピアノ?」と驚かれるけれど、
せっかくピアノを買ったんだもの、3人みんなピアノ!とピアノ。
3人ピアノを習っていて、ピアノが1台しかないのに
「私が練習する!」「僕が練習する!」とピアノの取り合いに
なったことがないんだから不思議。
1冊の本を何か月かけて弾くの?と驚きのコストパフォーマンス。
ピアノに勝る習い事はないかもしれない。
そして、もう一つ、苦手だったから、つい子どもたちに
与えてしまうものがある、それは理科。
どうも興味を抱くことができず…という思いがあるので
こどもたちには関心を持ってほしい、と思ってしまう。
最近、買った本が子どもたちに大好評だった。
「好奇心をそだて考えるのが好きになる
科学のふしぎな話365 (ナツメ社こどもブックス)」
ヒトとゴリラのDNAの差が98.25%だとか
夜空の星の色の違いは何を意味するか、
クモはなんで自分の糸にくっつかないか、
といった子どもの好奇心をくすぐる内容が1ページであっさりと
説明してある。
寝る前に子どもたちに読み聞かせすると、
「ヒトとゴリラのDNA差はたった2%って、あの毛?」
とものすごく盛り上がって、話し合うほど。
小学生の娘や息子は学校で話したり、図書室で調べたりと
その後も本で調べたりしているようで
興味を持つ取っ掛かりとしては、とてもよくできた本だわ~と
感心している。
このまま理科好きでいてほしいわ~と「理科を楽しい!」と
娘が話すのを聞きながら思った。