ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

社会が見える言葉

スペルミスもなければ、住所も完璧なのに

なぜか舞い戻ってきたバージニア州のパルへ出した手紙。

しかも3通目にして戻ってきたので、

「どこかおかしいところがあれば教えて!」と

彼女にメールしたら、

「2回確認したけれど、あってるわよ!

どうして届かなかったのかわからない。」という事件があったものの、

その手紙が無事に着いたらしい。

ほぼ2か月の旅。

アメリカ、遠いわ…。

そんな彼女がメールに書いていた、

土曜日に私の手紙が着いたようで

”It made my weekend!" (素敵な週末になったわ!)

You made my day! は、よく聞く言葉で

あなたのおかげで、素敵な一日になったわ!という意味。

この言葉、私の中ではアメリカ!!っていう感じの英語だわ~と

前から思っていた。

夫は理解してくれないけれど、

たまに、「うわぁ~、さすがアメリカ人!アメリカ!」と

言いたくなるような英語がある。

例えば、チャットとかしているときに、

"I'll let you go." と言う人がいる。

直訳すれば、「そろそろ、あなたを行かせるわ。」と

あなたがそろそろおしゃべりを終わらせたいでしょ?というふうに言いつつ、

「ごめん、そろそろお開きで」と言いたいときに使う。

”I have to go." (ちょっと行かなくちゃ)と言う人も多いけれど、

私は”I'll let you go."を知ってから、

お気に入りのフレーズとしてよく使ってしまう。

他人のことを考えているように見せつつ、

自分の意見を言う、高度なテクニックですよ。

ロンドンのパルは、よくても悪くても”Interesting".

イギリスではやたらとinteresting(興味深い)を連呼するって聞くけれど、

あれは本当だから!と言いたくなるほど。

ただし…実際はあまり興味がないとき、もしくは皮肉を込めて

"Interesting."と使うことが多い。

そうかと思えば、ほめている?この流れは良い意味で言った?と思うときもあり、

つい、「良い意味?悪い意味?どっちのinterestingなわけ?」と

たまに空気が読めずに聞いてしまうことも。

アメリカ人のパルなら、ここは”I see,"(ふ~ん)レベルでも、

ロンドンのパルは”Interesting." ただし、「ふ~ん」レベルです。

言葉はやっぱり社会が見えて面白い。

そういえば、小4の娘が社会が見える発言をしていた。

「お父さんは働きアリ、うちら子どもは幼虫。」と。

えっ?じゃあ、お母さんは女王アリ?と聞いたら、

ちらっと横目で見てから「働かないアリ」と。

”働かないアリ”:集団に2割はいて、働かないアリを排除しても

また2割の働かないアリがでてくる。働きアリが疲れたときに働く。

私の中では夫が”働かないアリ”扱いされていると思っていたのに私だったか…。

「こどもはよく見ているなぁ~」と夫はうれしそうだった。


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