「メイさんって、本当の本好きではないのね」と
誘われた読み聞かせ講習会への参加を
「興味ないです」と笑顔で断ったら言われてしまった。
今度から、メッキが剥げかけた本好きとか、
金メッキの本好きとか言えばいいのかしら。
そんな私が読んだ本は初挑戦のコージーブックス。
コージー(cozy:居心地が良い)というジャンルがあるそうで、
探偵が素人、暴力表現少なめ、事件も解決も近距離、と。
読んだのはこれ。
名探偵のコーヒーのいれ方 コクと深みの名推理1 (ランダムハウス講談社文庫)
- 作者: クレオ・コイル,小川敏子
- 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
- 発売日: 2006/10/02
- メディア: 文庫
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読みにくかった。
ぐいぐい物語に引き込まれることもなく、
山あり谷ありというわけでもなく、一本まっすぐに伸びる道を
ゆっくり歩いていくようだった。
読むのが早い私がなぜにこんなに読むのに時間がかかるのかしら?
いつもなら1、2日で読み終わるのに、と
不思議に思ったほど。
「今日はここまで」とすぐに読むのを止められる。
続きが気になって夜更かし!なんてことにはならない本でした。
休暇に持参して、ゆっくり読む、
コージーブックスはそんなジャンルなのだろうな、と。
今回読んだ本は、コーヒーショップで殺人事件が起き、
ほぼ近所で問題解決する。
おいしそうなコーヒーが次々に出てきて
読み終わる頃にはコーヒーにかなり博識になる。
でも、コーヒー以外は知識が「ん?」というところもあり、
「グリーンティーにはカフェインがない」なんて記述も。
グリーンティーが日本茶を指すなら、
コーヒーよりカフェインが多いのでは?と思ったり。
続編もでているらしいけれど、続編を手に取ることはないだろうけれど
喫茶店に行きたくなった。