ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

『アンコール』

『アンコール』というイギリス映画を見た。

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年金生活者の合唱団で歌っていた妻、マリオンが先立ち、
夫は途方に暮れながら、合唱を通して周囲と分かり合っていく、
というストーリー。
頑固一徹なおじいさんがとても素敵。
始まって15分から最後に至るまで泣き通してしまい、
目が痛い…。
トーリーはありがちなのに、こんなに泣けるのは
頑固一徹なおじいさんの気持ちが痛いほどわかるからかしら。

女性の合唱指導者がとてもチャーミングで素敵だったけれど、
「女性の指導者って珍しい」と、つい思ってしまったのは
アメリカのドラマ『Glee』の影響やイギリスの合唱指導者といえば!!の
ギャレス・マーロンがよく知られているから?

音楽を通して、人生が豊かになるっていうことは
うまい下手ではなく、練習の過程にあるのよね~と
改めて気づかされたり。

下手だけれど、気持ちのこもった歌い方をする人の歌は
やっぱり胸を打つものがあるし、
技術だけうまい人の歌は早送りしたくなる。
American IdolやX Factorといった素人発掘オーディション番組で
感動するほど素敵な歌を歌って勝ち上がった人が、
プロになって、TVで歌っているのを聴いて、
「あれ?こんなに単調だっけ?」と同じ歌とは思えないほど
心を打たなかったりすることもよくある。

音楽のすばらしさを物語る良い映画だった。