ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

選択をしないという選択

今日、新聞で読んだマックス・ホーキンスさんの記事に目が釘付けになった。
職業、IT芸術家。

www.asahi.com
なに、そのうさん臭さ満載の職業は!と読み進めたので、
編集者?の思う壺。

彼はグーグルで2年働いた時、このままではこれからの人生は
安易に想像できる!とグーグルを辞め、
自作アプリにその日の予定を決めてもらう生活を始めた。
コンピューターが無作為に選んだ見知らぬ人と一緒に朝食を食べ、
人事管理ソフトの利用者の集まりに参加したり、
化粧品店メイクアップ講座に参加したり…
自分の趣味や嗜好から離れ、いままで見えなかった世界を見えた、と。

これを読んで、「楽しそう!!」と思いつつ、
一方で、あれ?それなら、私は現実世界にも満足するべき?と思った。

それというのも花子が入学してから公立小学校というもの混ざり具合に
驚きを隠せない。
私自身は高校は英語に特化したコースがあったため英語好きばかりに囲まれ
高校の友人たちは外大、芸大、外国語学部へ行った友人たちが多い。

そして、小学校で知り合ったママさんたちはまた確実に新しい人たちで…
出身だけでもいろいろで、
音大、教育学部、外国語学部に理系の学部も!
・・・わかります?
仲良くなったのは大卒のママが多かった。
きっとそういうママたちと価値観が近く、
話が合うのだと思う。
育ってきた環境なども近いことがあり、分かり合いやすい。

そういえば、私のママ友の特徴はもう一つあった。
私より5つ6つ年上…なんてのはかわいいほうで、
15歳以上、年上のママ友もいる。

公立小学校にはいろんなママさんがいて、元ヤンママから現役?ヤンママ、
家庭環境が複雑すぎる子もいれば、のほほーんとした子もいて、
子供は元気が一番!というママもいれば、
学習がほかの学校に比べて遅れている!と気にするママもいる。
ほぼ100点を取る子もいれば、小学校なのに30点以下をとる子たちもいる、
そんなクラスで、どこに照準を合わせて授業をすればいいわけ?!と
先生も悩むだろうなぁ~といいたけれど…学力が低いのは子供に責任転嫁していたりする
そういうクラス状況を見るたびに、もっとレベル別に分かれたクラス編成なら
先生も児童も、楽なのではないかしら?と思ったり、
いやいや、このいろいろごちゃ混ぜが社会の縮図さ!と思ったり…
日々、揺れている。

自分では選ばない場所、人へと導いてくれるアプリ、楽しそうだけれど
それって、最早、人間が選択していないのでは?
アプリが選んでも、行かないのなら意味をなさないし、
アプリが選んだところならどこでも行くというのも疑問を感じる。
その一方で、常に自分の殻を破って新しいことに挑戦したい!という
思いは誰にでもあるだろうし、そんなアプリが登場したら
私も絶対に使ってみたい!

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