小学生に算数を教えて早3か月。
たった一人の私の生徒が、たくさんのことを気づかせてくれた。
そして、混乱するたびに元教員ママさんや家庭教師経験者たちに指導方法や
考え方を聞いてきた。
塾や家庭教師をしていて困るのは、
「宿題をしない」「勉強する気がない」という子らしい。
私が教えている子は、そのどちらにも当てはまらない。
ただ、小学校のテストで60点以下をとっていた。
私が教え始めてから、30点アップ!!といわれているけれど
これは…続けられない、と正直思っている。
まず、1つ目。
「つまづきが多すぎる!!」問題。
算数は、積み上げとは聞くけれど、あまり実感してこなかったのは、
我が家の子どもたちが積み残しがなかったからだと気づく。
一つの問題を解いていて、あれ?これがわからない?
では、一つ前の学年でやったあれもわからないままってことよね?
っていうことはもしかして、その前も…と芋づる式で
わからない箇所がでてくると、本当に途方に暮れる。
前の学年に戻ってやりたいけれど、
そうするといまの学年分野が手薄になり…と何度もなった。
結論からいうと、ちょっと戻って復習して宿題大量作戦。
過去の学年のは一応、できるはず!ということでドバっと宿題にだし、
わからないところだけ一緒に確認した。
2つ目、算数やっているのに国語問題。
文章題を理解できない、算数の問題で漢字を間違う。
いや、いま算数やっているんですけれど…漢字?
算数に出てくるレベルの漢字を間違う?と、
これもなかなかショックが大きい。
そして、学年を戻ってまとめの漢字テストをやってみたりすると
さらにすごい結果になる…。
最後にして最大の難所が”ゴールの違い”。
国語のこういう問題をしたほうがいい、
算数は過去の学年のあの分野が怪しい、
と、いろいろと言ったところで
「いまの学年の算数だけしてくれたらいい」
「公立高校に入れればいい」
というレベルの目標設定。
いや、もちろん、難関私立中学合格させたい!!とか言われても
私もそのレベルの算数を教えるのはちょっと…となるのだけれど
でも、もうちょっと目標は高く設定してほしい!!と何度も思ったり。
塾の先生や家庭教師を一度はやってみたいわ~とやってみたけれど、
結論として、教育を仕事にできる人は仕事と割り切ってできて、
必要以上に予習やドリル選びに時間をかけない、
いまだけできればいいと過去には戻らない学習をする、
生徒のレベルをわけて指導すると効率が良い、
学年がバラバラなこを教えるのではなく、
同じ学年で授業形式、大人数でしてこそ利益がでる!
…大手塾、みんなそうか。
さすがだなぁ…と感心してしまった。