ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

食事と文化


それなりの数の国の人たちといままで会ってきた。
話しただけの人は除外しても
中国、韓国、カナダ、タイ、イギリス、アメリカ、アイルランドフィンランド
の人々とは食事を一緒にしたこともある。
そして、たまに思う。
「これは文化の差なのか?」と食事に対するあれこれに辟易する。

文化の差を感じるときは、私は断然、食事タイム!
大学時代、中国人の一家とよく食事をした。
内蒙古出身の一家で、私が「お姉さん」と呼ぶほど親しくしていた
その一家との食事は、
「あぁ~、中国を思い出す!!」という感じで、
「ほれ、メイもっと食べろ!」「メイちゃん、食べなさい」
「メイの好物を作ったわよ!」と、とにかく食べさせる。
小学生のボク(中国のお姉さんの息子)にまで、
「めいちゃん、これはうまいぞ!」と、次々とお椀に入れられ、
一人わんこそば状態で食事していた。
でも、親切が身に染みる感じで、いつもおいしいなぁ~、うれしいなぁと
ごちそうになっていた。

某国の人は箸で食べる気のないものをぐちゃぐちゃとしていた。
混ぜる文化があって、混ぜればおいしそうに見える文化、
というのも知っているけれど…
中国人の友人と「あれは国の違い?日本ではナシなんですけれど」と
聞いたら、「中国でもナシよ。国の違いではなく、しつけの違い?」
なんて返ってきたり。
いまだにあれは文化なのか、しつけの違いなのかわからないまま。

そして、数日前、一緒に食事をした英語圏の男性。
「これは嫌い」「あれは嫌い」と食わず嫌いも含めて
食べない、食べられないのオンパレード発言を聞き、
うんざりしてしまった。
「出されたものは黙って食べる!!」と子どもたちには言ってきた。
嫌いなものや辛くて食べられないものがあったときも
そっと皿の端へ置くのがマナーだけれど、
あそこの国は違うのかしら?とロンドンのパルに愚痴り、
「あそこは未開の地だから」と言われ、
その国の嫌われっぷりにさらに驚く。。。
アメリカのパルに至っては、
「私なら、その国の人と結婚するなら、アメリカを嫌っている
イランの人と結婚するほうを選択する!」と言うほど。
私は、出されたものは黙って食べる人なら国籍問わないけれど。

いろんな国があって、どれが美しい食事マナーかは文化により
違いは大きいとわかってはいるけれど…
どうしても受け付けないということがある。
だから、逆に、外国の人が麺をすする日本人がいやっていうのも
ある意味わかるわ~とアメリカのパルに言ったら、
「あのズズズ~で、ラーメンがうまくなる!」と日本語で言われた。
さすがです。

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