ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

こどもに与える本

最近、とーっても気になる。
子どもの本をどこまで親が把握するべきなのか、と。
小6の花子、本が好きなお友達は数人いるけれど、
「本の趣味が同じ友達はいない」らしい。
ゆみちゃんは恋愛ものばかり、かなちゃんはゲーム関係ばかり…と。

そんな花子は本を基本、購入。
新聞や何かで見て面白そうな本のタイトルを私に言い
私が買うこともある。
例えば、数日前はこれ。 

わたしの苦手なあの子 (ノベルズ・エクスプレス)

わたしの苦手なあの子 (ノベルズ・エクスプレス)

 

 そうかと思えば、先月は「源氏物語が読みたい!」と言い出した。
源氏物語』、すぐに買いましょう!!となったけれど、
原文ではなく現代文に訳しているものを買うわけで、
それも瀬戸内寂聴とか田辺聖子とかではなく…
やっぱり子ども用の省略本にしたほうがいいのかしら?
私は『あさきゆめみし』が最初に読んだ源氏物語
確か小学校の図書室にあったような…でも、性描写も結構、過激で
あれを小6の花子に与える…のには躊躇する。自分は読んでいたのに
ということで、とりあえず、子ども用のを買ってみた。 

源氏物語 (新装版) (講談社青い鳥文庫)

源氏物語 (新装版) (講談社青い鳥文庫)

 

 読んだ花子の感想、「私の好きな女性がでてなかった!」と。
えぇ?好きな女性がいたの?
葵の上とか六条とか夕顔とかはさすがに登場してそうだったのに
そんなマイナーな人?誰?と聞き、
朝顔の君」と言われ、うれしさのあまり眩暈がした。
小6の花子が”朝顔の君”知ってるの?
しかも、それが好きなの?なんで?と聞き、二人で盛り上がった。
花子が朝顔の君を好きな理由は「光源氏を相手にしなかったから」らしい。
くぅ~!!渋い選択!!
私も大学生時代、朝顔の君が大好きだったわ~、
それより前は朧月夜の君で…と花子と盛り上がった。
花子は「もっと詳しく書かれている源氏物語が読みたい!」と言うものの…
詳しくなれば詳しくなるほど…ねぇ。。。
光源氏の”みる””あう”はセックスと同義語なんですけれど…。
紫式部には児童文学のひとつやふたつも書いてほしかった!
今度、本屋で性描写のゆるやかな源氏物語を探さなければ。

そんな花子、平安時代がいまは大好きなので、
これなんてどうかしら?という本を買ってみた。
性描写云々のレビューはなかったので、私が読んでみた。
レビューではライトノベルコバルト文庫系?と思っていた。
まだ途中ですが…ちょっとヒステリー気味だった夫の通わなくなった女性が
平安時代は通い婚なので)
ちょっと素敵な中将と一夜を共にして(はっきりとは書かれてないけれど)
翌日には艶めかしくなる。
うーん…一夜を共にしたとぼかして書かれてあるこれ、
小学生にありかなしか…と悩み、
翌日には艶めかしくなる描写にもまた微妙な気分が抜けず…保留中。
小学生が読む本のどこまで性描写を許すか、
花子の読む本のすべてを検閲のように私が先に読んでいたら
私の読書が進まないんですけれど~!!と目下、悩み中。

そんな花子が数日前、笑いながら私の本を読んでいた。

新解さんリターンズ (角川文庫)

新解さんリターンズ (角川文庫)

 

 本選びも子どもの年齢が上がると違う難しさがでてきた気がする。

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