ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

京の町屋のような先生

通知表をもらい、二者面談を終え、現在、混乱中。
小2の次郎の担任は、保護者の間ではかなり謎の先生となっていた。
いままでになくコミュニケーションが苦手な先生で、
よく言えば、天然になるかと。
家庭訪問の際、先生はあちこちでいろんな質問を投げかけているものの
質問の意図が保護者にはよくわからず、
保護者もぼんやりと答え、ますます会話は迷宮入り。。。
という状況が各家庭訪問で行われた、と話題になった。
ちなみに我が家では、花子の話に終始した。
あれ?次郎の担任ですよね?意図はなに?家族構成?兄弟関係?
ズバッと聞いてください~!と私も思った。

1学期中もなにかトラブルが起きた時、
先生の対処が斜め上で、「あぁ~、そうじゃないと思う~」というがっくり感や
ズレてる…ポイントがズレてるよ!!というツッコミの嵐。
忘れ物や宿題をしない子へ厳罰化したところ、
おとなしい子がたまーに忘れたときにも厳罰化が適用され
しばらく学校に来れなくなったなんて子がいたり…
元教員ママさんたちがそろって、「子ども好きではない小学校の先生」と
参観日を見て評したり…
いろいろと考えさせられることも多く、「まだ7月か…」と
すでに諦めモードが保護者には漂っていた。

そんな先生からの次郎を評価した通知表。
総合所見にこそ先生の渾身の評価が出る!と教員ママに言われてから
総合所見は特に楽しみ。
次郎の総合所見。

「授業中に完成しなかった課題を持ち帰ってよいか確認し、
翌日にはきっちりと課題を仕上げて持ってきたその姿勢、大変意欲的です。」
(要約してます)

意外!!
授業中に課題は仕上げるもので、それ以降は認めません!というタイプの
かちっとした先生かと思っていました…。
二者面談でもその話をすると、
「2年生で質問して、自分でこうしたいって
言ってくるこって、いませんよ!次郎君は立派です。」と。
とりあえず、質問!が最近の次郎のブームで、
「このガンダムのプラモデルに接着剤はいりますか?」
「このガンダムのプラモデルは色が塗ってますか?」と
お店の人にも自分で質問していた。
ガンダムに熱心ではない母なので、自分が質問しないと!と
頑張っているわ~くらいに見ていたけれど、
学校でも同じだったとは。

そして、二者面談で次郎の授業態度の話になった。
”模範的”と先生から評価されたものの、授業参観のとき私、見ましたよ!
授業に飽きて手遊びしている次郎を…。
授業に飽きた次郎、ノートに落書きも多い。
算数などでは終わった子から宿題をやってもいいという方式になってから
次郎は落書きが減り、算数の宿題はほぼない…いいのか悪いのか。
しかし、国語ではやっぱり相変わらず待ち時間が長いようで、
次郎は立派な落書きを描いていた。
教科書の挿絵をノートにも描いたらしく、(落書き)
先生が「次郎君、上手!」とほめてくれたと喜んでいた。

その国語ノートを提出していたので、どんな落書きを描いたの?と
次郎に描いてもらったのがこれ。

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私よりやっぱり上手…。2年生の国語教科書にでてくるガマくん。
『ふたりはともだち』

 

ふたりはともだち (ミセスこどもの本)

ふたりはともだち (ミセスこどもの本)

 

 そして、提出していた国語ノートが返却された。
次郎は落書き満載のノートをそのまま提出していたけれど、
ガマくんの挿絵には先生から花丸が…。
落書きですけれど…教科書の挿絵だからオッケー???
次郎はもちろん大喜び。

「落書きに花丸をいただき…」と話すと、
「こどもたちにそのときの様子を絵で描いてということもあるので、
ノートの絵はすべて落書きというわけでもないのですよ。」とおっしゃりつつ、
「絵があまりにも上手だったので、つい花丸してしまいました」と。
こどもの落書きに花丸する余裕のある先生なのかと私も
先生への見る目が変わった。
次郎の先生、京都の町家のように間口は狭く奥行きは意外に広いのかも。

 

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