アルジェリアのパルから久しぶりに手紙が来た。
日本では必要ではないとみなされて、国際郵便の速達が廃止された。
国際郵便の速達、必要だったのに~!
アルジェリアには普通郵便でだすと、ほぼ1か月かかっていた。
速達にすると10日前後で届き、かつ、郵便事故に遭わない!
国際郵便の速達がなくなってから、アルジェリアへの手紙、
アルジェリアのパルに到着するまで一か月。
そして、結構な確率で郵便事故に遭う…。
今回、やっと久しぶりにアルジェリアのパルからの手紙が
我が家のポストまで届いた。
ラインではよく話をするので、全く久しぶりの気がしない。
歯医者の予約が入っているときは
「頑張るか…」とお互いに励ましあっている。
アルジェリアのパルと話していると、
”アルジェリア”のいろんなことを忘れる、
例えば、イスラム教国だとかアルジェリアの人質事件とか
テロとか…
私が文通しているアルジェリアのパルは
本当に私と同じ年齢のふつうの女性。
英語もフランス語も話せて、大卒なのでアルジェリアでは
かなりの知識階級なのだろうけれど。
私たちが話したり書いたりしている内容も、
「今日も料理は我ながらうまくできた!」と手作りスイーツや
手作り料理自慢に始まり、
おいしそうなスイーツももちろん写真で共有、
かわいい雑貨を買えば写真で共有し、
彼女は新しいヒジャブも「こんなの買ったわ!」と教えてくれ、
今回はマステのおすそわけまで。
アルジェリアのマステ?!とびっくり。
ISのテロが起こるたびに、「本当のイスラム教徒はあんなことをしない」と
彼女は言い、
私も大学で宗教学の教授が「イスラム教が世界で一番平和な宗教だ」と
言っていたよ、と言う。
何度も繰り返されてきた会話。
今度、日本のマステ好きの友人にこのマステを貼って
手紙を出そうと思う。
「アルジェリアのマステ!友人からのプレゼントなの~」と。
アルジェリアのパルは”忠実な友人”という言葉がぴったり。