娘の花子の小学校最後の運動会があった。
今年は花子の担任の若い女性教諭による組体操プログラム。
「今年は簡単!」という話をこどもたちから聞いていた。
あまり大技がない、と。
ピアノコンクール本選出場前に組体操で腕を骨折して棄権した生徒がでてから
「組体操なんていらないわ!」というピアノの先生と
「大技いらない!安全重視だ!それでいいのよ!」といつも私は言っていた。
そして、今年の組体操。
よかった!
すごくよかった!
組体操における難易度の高い技というものはなかった。
最高は三段までだったし、倒立ひとつをとっても一人が倒立し、二人が支える。
それ以外の技はほぼ二人。
片方が四つん這いになった上にもう一人が立ちサーフィンという技も
交代して、どちらもする。
そういった技が多かった。
体の大きな花子はいままで、二人技も土台、三人技も土台、
四人になろうと五人になろうと…いつも下で土台か、と
正直、見ていて気持ちいいものではなかった。
でも、今回の組体操は上に上にと高さを目指す技ではなく、
三人でシンクロさせる技やみんなで一つの形を作る技、と
”みんな”で作っている、ということを感じさせた。
組体操は4段、5段と上へ上へ作っていくことだけが難易度を表し、
それ以外…となると、集団行動?という発想以外にも
現代バレエのようなストーリー性や
身体の美しさで表現する組体操っていうのもあるんだ!!と
私には新しい境地を開拓できた。
若い先生ならではだわ~と感心した。
難易度を上げるのではなく、完成度を上げる!
これって、どの世界においても重要だわ、と改めて感じた。
そして、組体操のときに流れていた曲、This Is Me.
www.youtube.com邦楽ポップスを好きな先生だと思っていたけれど、
まさかのこの選曲!
こどもたちひとりひとりが「This is me」(これが私)と
誇らしげにしている組体操、よかった~!