ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

オランダの子と競争?

 

オランダのパルから土曜日に来ていた手紙を読んだ。
前回の手紙で彼女に「花子が発表会で弾いたのはどんな曲?」と聞かれ、
花子の楽譜を1ページコピーして送った。
彼女は花子の楽譜が想像以上に難しそうだったことと、
ぎっしりと書き込まれている先生からの指示に
「どうやって、こんなに一生懸命させるの?日本ではこれが普通?」と
驚いていた。
いえいえ、日本でピアノを真面目にやらせている親(こどもではなく親!)の
こどもたちはもっと難易度の高い曲に花子の年齢では到達している。
詳しくはYoutubeをどうぞ!

オランダのパルは、花子のピアノの楽譜を見て、
「オランダの子どもたちの将来に不安を感じた」らしい。
オランダでは「こどもはこどもらしく」「あまり押し付けない」という方針で
学校も親も教育するけれど、そのこどもたちが大人になったとき、
世界規模で仕事を探すわけよ。
ということは、花子や太郎や次郎と仕事を奪い合うわけよ。
必死にやる!とかしたことないうちの息子たち、負けが見えた…
というようなことを書いていて、なるほどなぁ…そう考えるのか、と思った。
それと同時に、そういえば、私も同じことを考えているかも、と思った。

地方都市のさらに地方の田舎に住んでいるのに
時代の流れなのか私立中学進学を耳にする。
彼ら、彼女らは小学校4年生から塾に通い勉強をして中学受験に備える。
私はこどもたちにはのびのびとしたこども時代を通ってほしいと思っているので
どうも塾に好感を持てない。
それでも、自宅で勉強はみる。
中学受験はさせないけれど、高校受験や大学受験では
我が家のこどもたちも塾に通っている子どもたちと必然的に競うわけで、
将来を見据えての積み重ね!と思っている。

話を戻して、オランダのパルには「日本にはもっとピアノの練習に熱心な
ご家庭が山ほどあって、我が家はふつう」ということを伝えなければ。
花子たちのピアノの先生も「練習が足りない!完成度が低い!」
なんて言ったことは一度もなく、ほめ上手であることも伝えなければ。
先日、練習不足で先生の前での演奏がボロボロだった太郎、
「運動会の練習で大変な中、ここまでやってきたのはすごい!」と褒め、
「うん!!」と自己肯定する太郎に
(うん、じゃない。ハイ、でしょ!!と後ろで睨んでいた私…)
「太郎くんは素直だから、きっとピアノはもっと伸びるよ!」と
とても肯定的に話してくれていた。
日本の先生たちも一昔前とは違うなぁと改めて思った。

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