ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

話をするということ

ウィスコンシン州のパルから手紙が来た。
彼女からの手紙は月に2回くる。
先月、私と彼女はようやく気付いた。
「2つの手紙が行き来してない?」と…Eメールで。
Eメールして、手紙も2つ行き来して…
それなのに、なんでこんなに長文の手紙になるんだろうかと
不思議。
「私は気にしないわ」と彼女が言っていたけれど、
私も苦ではないし、彼女からの手紙は楽しみなのでそのまま、
現在も2通の手紙とEメールが往復中…。
登校班も同じ、クラスも同じの上に帰る時も一緒という
仲良しの友達が娘の花子にいる。

学校→その子の家→(数軒先に)我が家、という状況なので
毎日10時間はその子、ゆかちゃんと花子は話しているのに
昨日、花子が「ゆかちゃんが家まで送ってくれた~!」と。
…家までって、ゆかちゃん家から我が家まで数軒ですけれどと呆れていたら、
花子は「ゆかちゃんを送ってくる~!」と
数軒先のゆかちゃんちへゆかちゃんと歩いて行き…
また外で話していたことをゆかちゃんママと呆れて見た。
付き合いたてのカップルか!!と突っ込みを入れそうになったけれど、
2歳からのご近所さんなので、かれこれ10年の仲なのに…。
そして、夕飯後に「学校のことでちょっと…」とゆかちゃんと電話。
いや、そんなに話すことある?
家まで歩いて行ってくれば?(なんせ数軒先!見える距離!)と、思ったけれど、
私の手紙の量もきっと周囲から見たら、
「そんなに話すことある?」なんだろうなぁ。

ペンシルバニアのパルにも「海外に行けば国際的になれる!」と
私の母は言うのよ、と愚痴っていた私。
彼女の返事は、「お国柄かしら。アメリカにはそういう発想はないのよね」
というようなことが書かれていて、
サウスカロライナ州のパルが「アメリカ人はアメリカを素晴らしいと思っているから
ほかの国へ行こうとは思わない」と言っていたのを思い出した。
聞いたときは、えっ?ジョーク?まさか本気?
トランプ信者になったのか?と思ったりしたけれど、
アメリカ人、結構ふつうにそう思っているのか!という驚きがあった。

日本が最高すぎて、海外に行きたくない!とは思わないけれど、
ほかの文化を知ることは楽しいと思う。
それは旅行というよりも私の場合は文化人類学的な興味に近くて、
短期的にではわからないから、弾丸旅行は興味なし。

大学時代、方言調査や民族学の調査で現地インタビューに苦労した、
というような話を教授や友人、知人たちからよく聞いた。
いかに相手に信用してもらうか、話してもらうかが難しいんだ、と。
先日、大学の調査の一環です、とアンケートに協力してほしい旨の封書が
ポンと我が家のポストに入っていた。
アンケートに記入の上、返信用封筒に入れて投函してください、と
某私立大学、指導教授、生徒の連名で。
いかに相手の懐に入り込むか、いかに話を聞きだすかが調査では重要だと
私は聞いたんだけれど…いまのご時世はこういう調査法が一般的なのかしら。
アンケート用紙をポストにポン…これでどれだけの回収率があるのかしら、
これに協力しなければいけないのかしら、と数日悩み、
アンケートに記入して投函した。
足で稼げとは思わないけれど、顔と名前が一致しない相手に
アンケート一枚書くこともこんなに面倒くさく感じてしまうという発見があった。

にほんブログ村 その他生活ブログ 手紙・はがきへ
にほんブログ村