ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

音楽を聴きたい!

こどもたちの小学校の音が苦会もとい音楽会???から帰ってから
ちゃんとした音楽を聴きたい~!!という渇望に苛まれ
クラシック音楽を聴き続けている。

音が苦会、本当にひどかった…。
選曲もミスっていた気がするし、練習不足も感じた。
楽器の見本市ではないんだから、もうちょっと楽器を少数精鋭にすれば
少しは違ったかもしれないけれど、打楽器が多すぎる上に
メロディラインですら貧相で…要はひどかった。
あれは最早、音楽ではない、雑音…と思ってしまった。

こどもたちが通った園は音楽教育にすごく力を入れている園だった。
音楽会が近づくと練習は半端ない量と先生方のエネルギーで行われていたようで
こどもたちが「音楽会、きらい。練習いや。。。」とよく泣いていた。
子どもが泣いて嫌がるほどの練習の成果で、
すごく完成度が高い音楽会にはなっていたし、
幼児にここまで教えるって、すごいなぁと思っていた。
こどもにピアノの練習をさせることが大変だったので
しっかり練習させる先生たちのすごさに感心しつつ、
これは誰のための音楽会なんだろうと毎年、疑問に思っていた。
音楽会、完成度が高すぎると疑問に思い、低くてもため息が出る…。

素晴らしい演奏の後ろにはたくさんの練習がある、
これは基本なのだろうなぁ。
プロのピアニストの演奏でも動画などで見ると
苦痛に顔をゆがめながら弾いている人がいる。
一方で、「弾くのが楽しくて仕方がない!」という表情で弾く人も。

「楽しくて仕方ない!」という表情で弾いているピアニストの代表は
私の中ではDavid Fray、フランス人ピアニスト。
モーツアルトショパンといろんな曲を弾いているけれど、
断然、バッハ!
小学校の音楽会がピーだったので、ついアルバム買ってしまった。 

Bach: Partitas Nos. 2 & 6 / Tocata BWV 911

Bach: Partitas Nos. 2 & 6 / Tocata BWV 911

 

 ほかにもアマゾンで視聴して初めて知ったピアニストだったけれど
私の好みのピアニストを二人発見!
ピアニスト、私はこの人はバッハ!この人のショパンは好き!と
作曲家限定…が多い。
中でもショパンにはうるさくて…ショパンが大好きだから、
ではなく、ショパンがあまり好きではないので、
この人のショパンなら聴ける!というピアニストが少ない。
それでも、「この人のショパン、いい!!
名前も知らないピアニストだけれどいい!」と
久しぶりに興奮したのはプレハッチ。

 

ショパン:ポロネーズ集

ショパン:ポロネーズ集

 

 ポーランド人ピアニスト。
調べたら彼は2005年、ショパン国際ピアノコンクール優勝者でした。
ど素人が聴いてもうまい人は違うんだわ。
どんぐりの背比べ状態の人たちの優劣はわからないけれど、
とびぬけてすばらしい人は誰が聴いてもわかるものなのだろうなぁ。

そして、もう一人はイリヤ・ラシュコフスキー。 

ショパン:練習曲集(全曲)

ショパン:練習曲集(全曲)

 

 ロシア人ピアニスト。
第8回浜松国際ピアノコンクール優勝者および聴衆賞受賞者らしい。
彼のショパンも私、好きだわ~。

音楽のすばらしさを語るほどには知らないけれど、
練習不足は不思議とわかる。
手を抜いた演奏などもバレる。
技術は伴わないけれど練習をたくさんしているのがみえる、
まっすぐな気持ちが胸を打つ、
そういう音楽を音楽会でもせめて聴きたかった。