ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

ママそれぞれ

学生時代の友人から
「息子くんたちの年中、4歳児のときって、
どんな感じだった?」と聞かれた。
彼女は保育園で保育士さんから
「周囲と違う。来年度もこのままなら専門家へ相談を」と
いわれたらしい。
いままで、なんの問題も言われたことがなかったのに
突然、こんな厳しいことを言われた…と彼女はショックを受けていた。

私は彼女の息子君を見たことはないけれど、
彼女とは15年以上の付き合いで…
彼女は「一度も言われたことがない」と言っていたけれど、
実際は、何度もオブラートに包んで保育士さんから言われているのでは?
と思う。
でも、あまりにも彼女がオブラートの額面通り受け取って、
「それって、もしかして…」と気づかないから、
ついに直球ストレートで言ったんだろうなぁ…と
天然の彼女に直球ストレートを最後の手で投げたことがある私は
保育士さんにちょっと同情したり。

保育士のママ友に相談すると、「最近は保育士さんも発達のことは
言いにくいから、きっとすごく勇気をだして、
気を使って言ったと思うよ。」と。
専門家への受診予約しても受診は半年先ということもザラだから、
とりあえず予約したら?
発達に問題がなければ安心するし、
グレーだったとしてもこれからの子育てに役立つ情報もあるだろうし、
ということだったので、私は彼女にそう伝えたものの
「息子は去年より成長しているから、受診はまだ考えてない」
と友人からは返信が返ってきた。

正直、この返信がすごく意外だった。
私が同じ状況なら、「じゃあ、とりあえず専門家…」と予約する。
その専門家の意見が気に入らなければ、自分で勉強したり
セカンドオピニオンを求めるかもしれない。
でも、素人がいくらあーだこーだ考えても、
その考える時間が無駄な気がする。

太郎が生後三か月で聴力検査に引っかかったときは、
私とは違うやり方で学ばなければいけないのね、
まずは私が「手話覚えなくちゃ!」と思ったし、
(後に正常だったことが判明)
次郎や太郎が…そして、多分、花子も周期性発熱と診断されたとき
私の食事や生活環境がこどもたちを発熱させているわけではなく
病気なのね!とわかって、すごくほっとした。
そして、ADHD自閉症のこどもたちをもつ海外のパルたちが
「診断が下りて、どれだけほっとしたか。
専門家の意見が役に立った。サポートがありがたかった」と
言っていたとき、「わかるわ~!!」と思った。

ふつうの子とは違う支援が必要な子、
それだけ。
だから、従来の方法ではうまくいかないこともあるから
学ぶ必要はある。
それだけでしょ?と思うのだけれど…
保育士のママ友は「受け入れるのに時間がかかる人もいるのよ」と
言っていた。
人それぞれ考え方が違うんだなぁと改めて思った出来事だった。