ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

下を向いて歩こう!

ロンドンのパルから手紙が来た。
彼女は気分が落ち込む日が続き、うつと診断され、
数少ない友達がさらに減ったことが前回の手紙には書かれていた。
そんな落ち込んでいるロンドンのパルに先々週、手紙を書いた。

”友達が一人もいないかも、と落ち込んだ時は
あなたは自分の足元を見るべきね。
きっとあなたは、毎日、私が送った日本の足袋ソックスを
はいているでしょ?
その足袋ソックスの数は私があなたの誕生日を祝った数だし、
私があなたのことを考えて選んだ時間よ。”と。

ロンドンのパルは前は週に数日、履く程度にしかなかった足袋ソックス、
いまではほぼ毎日、足袋ソックス!というほどの量になったらしい。
誕生日もクリスマスもちょっとしたお祝いもお返しも
いつも「足袋ソックス!」とロンドンのパルがリクエストした結果。

ロンドンのパルは、「私自身の社交性のなさに落ち込んでいたけれど、
あなたの手紙であたたかい気持ちになったわ!」と喜んでいた。
ロンドンのパルが履いている足袋ソックス、
イギリスではやっぱり珍しがられるようで、
ソックスの話題がでるたびにロンドンのパルも
「日本人のメイっていう友達が送ってくれるのよ。」と
話しているらしい。

「私があなたをソックスを見て思い出すように、
あなたもこれを見て私を思い出すかしら?」と
ロンドンのパルはメモ帳を送ってくれた。


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ロンドンのパル、忘れているみたいだけれど、
私は毎回、彼女からリップクリームやラベンダーの石鹸に
ポプリに…と私もプレゼントしてもらっているので、
リップを塗るたびに、ロンドンのパルを思い出すし、
最近はラベンダー=ロンドンのパル、と刷り込み現象を感じるほど
ラベンダー関連グッズもロンドンのパルからもらっている。

”I also do value your friendship enormously.”
(私もあなたとの友情にはずば抜けた価値があると思っているわ。)

ロンドンのパルが手紙の中で書いてくれていた。
落ち込んだ時は、「上を向いて歩こう」というのが鉄則だろうけれど、
ロンドンのパルには「足元を見て!友情を感じるわよ!」と
これからも言わなくては。

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