ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

各国の道徳


数日前、アメリカのパルと道徳の話になった.
小学校で中途半端な英語教育を受けている小学生の太郎が
「mathって知ってる?scienceって知ってる?」と
私に上から果敢に挑んできた。
「算数と理科」と素っ気なく答えていたら、
「moral educationは?」と。
それはきっと道徳を意味するのだろうと思いつつ、
そんな科目、英語でそもそもあるのだろうか?と疑問に思い
アメリカのパルたちに聞いてみた。

ESL(英語が母語ではないこどもたち)のクラスを担当している
現役教師で小学生の子どもがいるコロラド州のパルに聞くと、
”Second Step"というのがそれに相当するわね。
でも、科目ではなく、プログラムね。
いろんなプログラムがあって、他者への共感や正しいふるまいを
学ぶわよ、と。
いろんなプログラムがある中で彼女はSecond Stepが一番いい、とか。

そんな話を別のアメリカのパル(30代、独身でこどもがいない)にすると
彼女はSecond Stepを聞いたことはなく、
「追加されたプログラムみたいね」と。
彼女はカトリック系の学校に行っていたので、
そういうプログラムはなくても、倫理観は学んだ、と。
一律に倫理観を教えるのは公立小学校ではむずかしいと
アメリカらしい回答を得た気がした。

倫理や共感、他者へ敬意を払うことを学校で授業として学ぶか?
という質問をSNSでもつながっている各国のパルたちに聞いてみた。
こういうとき、SNSは楽に回答が早く返ってくる!
カナダ、フィンランドコスタリカから回答を得た。
どこの国でもやっぱりあった。

コスタリカのパルから

There is a class called civica.
(civicaと呼ばれる授業があるわよ)
Teachers teache students values and ethics.
(先生が生徒に価値や倫理を教えるのよ。)と。

そんな中、カナダのパルからの回答が一番突き刺さった。

Moral is something that should be taught by parents.
(モラルとかは親に教えられるべきものよね。)

その通りだと思う…。