化学の塾の体験教室に行ってきた。
「すごく花子ちゃんに会えるのを楽しみにしていました!」と
何度も先生に言われた。
花子と先生の相性もあり、入るか入らないかもまだわからないので、
新しい生徒、という意味よりも、化学を好きな中学1年生女子!
化学の話題をできるなんて!という期待感でいっぱいの顔で
白髪の男の先生に出迎えてもらった。
花子と夫は先生と体験授業…の前に、花子のいままでにやってきた
問題集やワーク、テキスト、化学グランプリの過去問を見てもらう。
「すごいなぁ。。。」と驚かれた。
そして、体験教室を1時間。
体験教室後に花子はここで学んでいけそうですか?と聞くと、
「中1で、こんなに化学できるこって、見たことない。
いや、化学やっている中学生自体、会ったことがなかったから
すごく楽しかった。」と先生に”楽しかった”を連呼されたことが
とても印象的だった。
電話で化学グランプリを目指していることを伝えていたけれど、
体験教室では化学の教科書や参考書を用意してくれているくらいかと
私も夫も思っていた。
それとも花子の化学レベルでもみるのかな?と思ったら、
先生は予習に化学グランプリの過去問チェックもして、
センター試験と出題傾向が全く違うことも把握。
過去の平均点や最高得点も把握。
「このテストで240点とる高校生って、どんな奴や!」と驚愕していた。
優秀賞をとる子たちは難関高校の生徒ばかりであることを踏まえ、
「同じような教科書を学んでもあかんわ。こっちは大学の有機化学の
本を使っていこうと思ってます。」と本気だった。
本気って書いて、マジと読む。
先生、マジや…。
でも、中学生にどんどん詰め込んでやる~!という感じではなく、
「わくわくするね!一緒に楽しもうね!いやぁ、楽しみ!」と
先生自身も一緒に勉強する姿勢だったところがとても素敵だった。
こういう先生、大好き!
私は初めて聞いたのだけれど、”物理化学”という分野も
化学グランプリの過去問にはよくでているらしい。
中1の花子、数学はZ会で先取り程度なので、
ちょこちょこと数学の分野は抜けているところがあるかもしれません、
と先生には事前に話していたけれど、
「お母さん、花子ちゃん、マイナスの累乗計算もきっちりできてますよ。
意味もちゃんと理解しているし。中学1年で?
いやぁ、僕、びっくりした。」と。
あら、おほほほ。。。私、教えてませんけれど…。
花子にあとで聞くと、「やっているうちになんとなくわかった」らしい。
へぇ…数学って、そういうものだっけ???
あれ?じゃあ、なんで私はできなかったのかしら…。
花子の体験教室の感想は、「楽しかった!」らしい。
化学グランプリの過去問を解きながら、つまづいたところでは
先生の解説…という流れだったらしい。
授業を見学していた夫も、先生がたくさん予習をしてくれていたこと、
花子の質問に明確に答えることができたこと、穏やかな人柄と
「良い先生だよ。」と言い、体験教室から帰宅するとすぐに
入塾の電話を入れた。
塾…というより、習い事感覚で。
化学グランプリ、私はそこへ行けば花子の同類をたくさん見つけれるだろうし、
そこでお友達ができたらいいな~のおのぼりさん感覚だけれど、
やるなら本気で!やるときは本気で!派。
夫は、基礎をしっかり深くやって、化学グランプリはおまけ感覚なので
寧ろ、「早く進めろ!」と花子の化学をせっつく私が解せないと
ここ数日、よく言われた。
化学グランプリは私にとって”ピアノの発表会”と同じ。
いつもはちんたら弾いているピアノ、3か月ほど前から
「音大志望?プロにさせるの?」と夫に呆れられるレベルで
こどもたちのお尻を叩いて練習させる。
(音大志望の人はもっと練習していると思うけれど…)
数か月、本気出す!それだけで、格段とレベルが上がる。
年に数か月、必死にピアノをする時期があってもいい。
そして、化学も同じ。のんびりだら~りとやってきたけれど、
ついにその時が来た。化学グランプリに向けていまから本気出す!
ただし、花子が化学を嫌いにならないように気を付けつつ。
花子の志望高校とは違うけれど、私が素敵だと思っている高校が近い塾なので
塾生にもその高校の生徒が多いらしく、
その高校の話をたくさん先生から夫も花子も聞けたらしい。
「メイさん、あの塾にメイさんの素敵だと思っている高校生が
通っているって知ってた?」と夫に聞かれた。
ニヤリ。
塾のHPを見てピンときけれど、どうやら正しい選択だったらしい。
ピアノの先生に続き、良い先生に巡り会えた!
化学の先生のわくわくの顔、花子のわくわくの顔、
どちらも学問が楽しい!という純粋な期待いっぱいの顔で
とても嬉しくなった。
この先生なら大丈夫!