オランダのパルから連日メッセージがくる。
時差の関係で私が寝ているときに受信し、
朝起きて一番に彼女のメッセージを読んでいる。
「メイ、かれこれ2週間、卵を食べてない。
2週間、牛乳も手に入ってない。
スーパーに行っても卵がない。
今日もコロナウイルスに感染するかもしれないと
おびえながらも食料が尽きたからスーパーに行ったのに
何もなかった。もう泣きたい。」
オランダよ、オランダ。
ヨーロッパ、先進国ですよね?とびっくりする。
東京では買い溜めが起きているらしいけれど、
兵庫の私の近くのスーパーはまだいつも通り…なはず。
そういえば、私も1週間近くスーパーにすら行ってない。
コープの個配というシステムをずっと利用している、と
以前、オランダのパルに話した。
コープの個配も急に注文が増えてうれしい悲鳴らしい。
みんなスーパーに行きたくないのだろう。
そんな話をオランダのパルにしたら、彼女も前にスーパーで
配達を頼まないかと聞かれたらしい。
そのときは500ユーロ、という話だったらしく、
なんのメリットもないわ!と一顧だに介さなかったらしいけれど、
明日は電話して配達してくれるか頼む、とメッセージにあった。
例え、倍の1000ユーロでも!と。
今日は彼女の友人がコロナウイルスと診断されたらしい。
徒歩5分の家の友人家族で、1週間高熱が続いていた、と。
糖尿病のおばあさんが入院することになったようで、
いよいよ近づいてきた…と。
そして、インディアナ州のパルから体調不良のメールが来て
"We think it was the COVID-19"(コロナウイルスだと思う)と。
彼女と娘ちゃんが10日前からの体調不良で、
その2週間前に半日、彼女の娘ちゃんが遊んだ友人がコロナウイルス陽性と
診断されたらしい。
そして、主治医にもコロナウイルスだろうから入院するようにと
言われたほどに息苦しい…と。
コロナウイルス、近づいてきたのを感じる。