ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

新しいおじさん先生


ステイホームウィークだかなんだか知らないけれど、
家から一歩も出ず、読書と食事で一日が終わっている気がする。
本屋に行きたい!!とは思うけれど、
「不要不急だよね?」と夫に確認され、アマゾンでポチっとな、
という日々。積読本もあるのに、また買う…。

現在は停戦協定を結び、穏やかな日々が戻ってきた
仮性反抗期の花子。新中2…ではあるけれど、中2になってから
一度も登校していないのでクラスも席も知らない。
全国にそんな児童、生徒、学生がいっぱいなのだろう。

そんな花子に欲しい本を聞くと、「アリスと化学」と返ってきた。
鏡の国のアリス』を一度、きちんと読みたい、と。
そして、アトキンスの一般化学をさらっと読み終わったので
また別の本を読みたい、と。
『アトキンスの一般化学』、演習問題は激ムズのようで、
化学の塾で先生に聞きながら進めていた。
「アトキンスおじさん、素敵」と呟きながら、
ノートにまとめたりしつつ、最後まで読んだ結果、
有機化学が一番面白いかも!」といまの花子は思うらしい。

「へぇ」から先が続かない。
そもそも、有機化学って、なんですか?レベルの私。
アトキンスおじさんの次に花子に化学を語ってくれるおじさんは…と
いろいろとネットを調査し、
次のおじさんを決定!
マクマリーおじさん。
『アトキンス一般化学』は大学の基本教科書レベルで
『マクマリー有機化学』は有機化学に特化しているんだから
より詳しいハズ。 

マクマリー有機化学(上)第9版

マクマリー有機化学(上)第9版

  • 作者:McMurry,John
  • 発売日: 2017/01/23
  • メディア: 単行本
 

 ええ、どこまでも推測の域をでないけれど。
中身を読んでも全くわからないので、花子に渡すと
「不思議のアリスより面白い!アトキンス一般化学に書かれていなかったことが
詳しく書いてある!」と、面白いらしい。
そうか、面白いのか、よかった。
どこがおもしろいのか?と聞くと、音読してくれたけれど
英語のほうがまだ理解できる気がする。
日本語なのに単語のひとつひとつが意味不明って、すごいわ。

『マクマリー有機化学』、1冊5000円前後の上中下巻。
これ、失敗したときは1.5万円。。。
その勇気はさすがにない、と上下巻を古本で購入。
「おもしろいのに、なんで中巻も買ってないの?」と花子がうるさいので
追加で中巻も購入。上中下で合計2000円。中古本、ありがたい。
上中下巻、どれも古本で書き込みがある。
その中で、下巻は書き込みがすごい。
一般的に書き込みには、「えぇ…」といやになると思うけれど、
花子は「このお姉さん(文字が女性っぽい)勉強をしっかり
しているわ。」と感心しながら読んでいる。
お姉さんをまねて書き込みしようと思ったら、
「同じことをお姉さんが書いている!!」と下のほうに
花子が書こうと思ったことを書いてあったりとすごく親近感を感じている。
私もパラパラと本を見たけれど、ほぼすべてのページに書き込みがある。
(好き嫌いがすごく分かれるところで、私だったら嫌だ!)
書き込みは補足あり、気づきあり、熱心な学生だったことがわかる。
これだけ熱心に勉強している学生がいたら先生はうれしかっただろうなぁと
思ってしまうほど。近くにいるなら花子の家庭教師を頼みたいほど。

「アミンってさ~」と語る花子。

アミン(amine)とは、アンモニアの水素原子を炭化水素基または
芳香族原子団で置換した化合物の総称である。 wikipediaより

 あみん、そんな歌手いたよね…と、いつも聞いている。
5月末まで休校決定したので、5月中、マクマリーおじさんと
楽しく有機化学を学んでほしい。