ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

うらやましい


大人になってから、「羨ましい~!!」と思ったことは
あまりない。
スウェーデンのパルがプール付きの家に住んでいようとも
フランスのパルが「夫の操縦するヘリコプターから」と
写真を送ってきても、
オランダのパルが掃除を二人の家政婦にお願いするレベルの
豪邸に住んでいようとも
「あら、素敵」と嫉妬や羨望もなく言えていた。

そんな豪邸に住むオランダのパルからのwhatsappのメッセージに
昨日はひたすら
「いいな~。いいな~。Jったらいいなぁ~!」と
羨ましい!を連発した。

彼女のメッセージは、
"Greetings from hairdresser."
(美容院からこんにちは。)
そして、髪を切ってもらっている写真付き。

なに?美容院へ行ったの?
それは私たちの念願のあの美容院か?
私たちが何度も「白髪染めしたい~!」と話をした
あの美容院か?!
ちょっとちょっとちょっと~!!とタッチの二人の気分になった。

オランダのJは私と同じ年で、白髪が増えてきたのに
美容院がオランダは閉まっているという話をしていた。
日本では美容院は開いているけれど、
「不要不急か?」と最近は”不要不急おじさん”になりつつある夫に
確認されるたびに、断念してきた美容院。
くぅ~!うらやましい!と何度口にしたか。

お客さんの入りはどう?と聞くと画像を送ってくれた。
お客さんは彼女以外には一人。
そして、美容師さんがマスクをしていた。
その上、椅子と椅子の間には日本でもスーパーやコンビニの
レジの前でお馴染みの飛沫感染防止のビニールがかけられていた。

3月頃くらいには「オランダでマスクしている人なんて
ほとんどいないわ。」と言っていたのに、
いまは美容師さんまでマスク。
コロナウイルスの後の世界は一体、どうなっていくのだろう。