ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

ムキムキウィーク

ポスクロでコンピューターが無作為に選んだIDを引いたとき、
以前は引いたIDが本屋さんだとか司書さんだと、
「うわ~!!!」と、なんだか嬉しくなっていた。
最近は、本屋さんや司書さんでも感動が薄くなってきた。
読書好きでも同じ。
意外どころか結構多いことに気づいてきた。
そして、今日、「おぉ~!!レアだ!レア!」と喜んだのは
フィンランドの大学で応用科学(applied science)を教えていた
という60代の女性と
イギリスの高校で物理の先生をしていたという女性。
リケジョだ!
科学と物理!!と、ちょっと興奮したのは、我が家にも
リケジョがいるから。

「今週はムキムキウィークだから」と中2の花子が週の初めに
言っていた。
腕立て伏せでもするのか?
腹筋か?
突然、どうしたんだ?と思ったら、無機化学に腰を据える
一週間にするという宣言だったらしい。
結果は、「無機化学、好かん…」という花子の言葉を
聞き続けた1週間だった。
そして、また大量に付箋を貼った質問ノートを抱え、
化学の塾へ行った。
今週の塾の感想は「化学の塾ではなかった。あれは数学の塾だった…」と
呆然としていた。
三平方の定理(中3の学習範囲)に始まり、
高校の数学まで、化学で必要な数学を学んだらしい。

無機化学も計算問題もできない、できない、と家では連呼していたので
どれくらいできなかったのか、
家での学習はどうすればいいのでしょうか?と
先生に質問したら、「無機化学、全問正解でしたよ。」
「高校数学も理解していました。」と。
「できる、できないというより、好きか嫌いかっていう
本人の好みだと思います」と…。私はすっかり騙されていた。

「花子さんは、とにかく有機化学が好きなので、
好きな範囲をしっかり楽しんでやればいいと思う。」と
先生からお墨付きをもらったので、花子は有機化学を邁進するだろう。

化学の先生といつも読書の話でも盛り上がるという花子、
「先生がいま読んでいる本を少し読ませてもらったら
すごく面白かったけれど、先生がまだ序章だったから買って!」
と言われた。
読むスピードが速い先生がまだ序章って、それ面白いの?と
つい聞くと、「いま120ページだったけれど序章」と。
序章で120ページ…。
それ、総ページ数は一体…と思ったら1001ページらしい。
面白そうだったので注文。 

虚数の情緒―中学生からの全方位独学法

虚数の情緒―中学生からの全方位独学法

  • 作者:吉田 武
  • 発売日: 2000/03/01
  • メディア: 単行本
 

 辞書みたいな本らしい。学校へ持っていって読めそうにない。