ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

簡単ではない…

「簡単ではない…」と、ここ数日は何度も言いそうになった。
例えば、花子が化学の塾に通っていると聞き、
「よい環境があるからいいわね。」と。
良い環境っていうのは、塾の送迎バスがやってこない
僻地に住んでいる我が家の地域のことでしょうか?
スイミングのバスすら、あと道路2本なのに~!と言いながら
やってこない地域です。
まぁ、わが家からだとその道路へ行くまでも車で5分ですが…。

「良い化学の先生に出会えたおかげね!」とか言われても、
そうなんです~!おかげさまで…と謙虚に返せないのは
疲れているのかしら。
いや、実際、ちょっと調べてみたらわかる。
”化学の塾”なんて、ほとんどないから!!!!
数学や英語の塾、ピアノや書道教室なんて、
それこそ星の数ほどあるけれど、化学の塾はない。
大都会には無数にあるのかもしれないけれど
我が家の周辺で、通える距離でと考えるとほぼない。
いくつか見つけられても、医学部受験のための化学の塾で、
縦横無尽に化学を学びたい花子の化学をサポートしてくれる先生を
見つけるのは正直、大変だった。

オーダーメイドの学習で個人指導になるだろうから、家庭教師!と
安直に考えて、それならたくさんいるだろうと思った。
たくさんいた、大学生の家庭教師。
「化学はおまかせください!」なんて豪語する有名大学の
理学部、医学部の学生たち。
時給も3000円スタートで強気。
オンライン家庭教師なのに3000円スタートなのか…。
しかもプロフィール欄もあくまでも強気。
学士すらもってないのに…。

グーグルで検索した結果、無理だったので、最後はグーグルマップ。
グーグルマップで塾を検索して、
化学を教えてくれそうなところに手当たり次第、電話をかけてみて
電話対応がよいかも、と思ったら体験教室に行く!
と決意して電話をかけた最初の塾が、現在の花子の化学の塾。
運、持ってた!
塾の先生にすら「どうやって、ここへたどり着いたの?」と
言われ、「グーグルマップで。」と話すと驚かれた。

そして、最近、言われすぎて疲れてきたのは
「体力つけて!」と。
発熱頻度の多い花子に、いろんな人から言われた。
運動がいい、とか
生姜がいいとか
蜂蜜がいいとか…全部試した。
医学的根拠のなさそうなものもとりあえず。
中2のいまでも免疫力のために21時半就寝!
「こんな中学生いないからね!」ともう少し起きていたいと
花子に文句言われながらも早寝!
医療従事者の友人知人からは幾度となく花子の
血液検査をすすめられたので
それもついにした。
「うん、異常なし!」と医師に言われ、がっくり。
問題があれば、それを治せばいいのだけれど、問題なし!
それなのにこの発熱頻度。
正直に言おう、今月はすでに5日休んでますから!
全部37.5℃を超える発熱で。
もうどうすればいいのかわからない…となっているところに
「がんばれ!」と意味不明なアドバイス?も。
そんな漠然としたものではなく、エビデンスのある具体的な
方法を明示して!と言いそうになった。
根性論は聞き飽きた。

疲れ切っている私に夫が言った。
「僕も中学生の3学期、出席日数10日未満の記録を作ったけれど、
いまは元気だから!」と力強く励ましてくれた。
(風邪→登校→風邪→肺炎で入院、だったらしい)
そんな夫、今月は花子の風邪をもらい2回の発熱。
大人になってもこれか…と思うとため息しかでない。