ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

お前はクビだ!

”You're Fired.”
(お前はクビだ)

トランプ大統領の敗戦?(いつまでこの疑問符が付く?)で
この言葉が盛り上がっている。
トランプが以前、TV番組で言っていた言葉らしい。
多分、決め台詞のように。
決め台詞なら『マイ・ドリーム・ウェディング』のほうが好き。

『マイ・ドリーム・ウェディング』はクラインフェルドという
ウェディングドレス専門店で花嫁がドレスを試着し、
最高の一枚を決める、という番組。
水戸黄門と同じで、安定のあらすじに落ち着いて見れる。
しかも出てくるのは花嫁さんたちばかりで、
いつ、どの回を見ても幸せオーラ全開なのもいい。
何着もウエディングドレスを試着して運命の一着を決めたとき、
聞かれるセリフ。
"Are you say yes to the dress?"
(このドレスにYESって言う?)

実は、私も「クビ」になった。
中2の花子の理系科目から。
前回の定期テストでの花子の得点が
国語=英語>社会>理科>数学だった。

その結果を見た私、私の友人、夫のみんなが思った。
「これ、メイさんのテスト結果?」
あれ?花子は数学と理科が得意な理系のハズなのに…。
そのとき、理系の夫に言われた。
「理系科目は僕が見る」と。
つまり、クビ…。

いや、次こそは…こんなはずはない!どこかに不正があった!と
粘る気はさらさらない。
よかった~…とほっとしているところが大きい。
次に花子のテスト結果が微妙だったときは
私は大手を振って批判できるわけね、と意地悪く思った。
そんなとき、いま、また話題になっている故ジョン・マケイン氏の
敗北宣言を聞いた。
オバマさんが大統領選で勝ったとき、共和党からの候補者が
ジョン・マケイン氏だった)

www.huffingtonpost.jp

オバマ氏を祝福するだけでなく、
この国の繁栄のために次の大統領に善意を送り、共に集い、
必要な妥協点を探し、異なる意見を持ちながらも譲り合い、
協力する努力をしてください。

ジョン・マケインの敗北宣言は全く敗者の弁に聞こえない。
誇り高く、選挙での負けを認め、明日からはまた新しい大統領に
国としてまとまって協力していこう、とまとめられていた。

自分がうまくいかなかったから、夫も失敗するがいい!と
思ってしまっていた小さな卑屈な私は大いに反省した。
私と夫のやりたいことは同じで、ゴールも同じなのだから
私の失敗や反省点を伝えて生かしてもらう、
できることがあれば手伝おう…と
私の気持ちを悔い改めさせたスピーチだった。