ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

男性の育児休暇

『逃げ恥』のお正月スペシャルを見た。
原作のレビューでも続編がありかなしかは分かれるところでは
あったけれど、私自身にはタイムリーだった。

『逃げ恥』で男性の育児休暇を主張する主人公の夫に上司が
「男性が育児休暇を長期間主張することにいら立ちを感じる」
というシーンがある。
誰かが休んでも仕事が続けられるようなシステムを作ること、
そのリスク管理が必要だ、という話になる。
誰かが休んで困るというシステムに問題があるのだ、と。

私もその通りだと思う。
誰がいつ病気になるか、家族が病気になるか、
休まなければならない状態がくるかはわからない。
そのときに、仕事のことを気にせずに休めるシステムや
社会が必要なのだ、と思っている。

でも、実は今年度、もやもやとすることがあった。
次郎の担任が”育児休暇”をとったこと。
しかも、それが2学期の終わりから。
クラスの保護者、みんなが思ったはず。
「いま?!」
小学校の担任なのに?
何の予告もなく?
年度途中で?
あと3カ月ほどで年度終わるのに、いま???

数人のママさんは「パパの育児休暇が必要か?」と
男性の育児休暇取得が必要かどうかを語り、
元教員ママさんたちは「担任なのに?」と担任を
途中放棄することに呆れていた。

私は男性の育児休暇はいいと思う。
奥さんの産後の肥立ちが悪かったのかもしれない。
(こどもの予防接種、検診などなどで担任が途中で
学校を抜ける、という話を何度となく聞いていたので)
それでも、私がモヤっとするのは、
年度の途中で担任変更ができるなら、担任変更してほしかったとき、
いっぱいあったのに~!!!という怒り。
あのとき、学校は「担任の交代はあり得ない」という
強固なスタンスだったのに…
今年度だけで3人の担任が変更された。
病気療養や辞職や育児休暇で…。
保護者は変更されてから詳しい説明もなくこども経由で知る。
年度の途中に担任が変わったのも4年生の次郎には2回目。
そして、それ以外にも初担任で、そのまま辞職…
なんていう先生もいた。

小学校も専科担当制にしようという動きがある。
小学校の担任は児童と強固な関係を築く必要がある、
という理由で反対する人たちがいるけれど、私は大いに賛成。
担任の意味が薄まれば、先生たちも自由に休暇がとれるだろうし
親もすべて担任に任せていたのに、途中放棄?!と
思う必要がなくなる。
そして、「あの先生、算数の教え方が下手…」とか
「社会で地名を読み間違えていた」ということも専科担当なら
ないハズ。
男性の育児休暇取得、大いに賛成。
担任の年度途中の変更も賛成。
柔軟な働き方が広まってほしい。