ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

5年の月日


全く聞いたことのない単語だと、
気になって単語を調べるけれど
知っている単語だと意味を類推して終わることが多々ある。
それでも、なにか引っかかって手帳にメモし、
忘れたころに調べて、私が類推していた意味との違いに
衝撃を受けたことは星の数ほど…。

インディアナ州のパルが私の送った手紙をすべて読み返す、
ということをしたらしい。
月1通として年間12通。5年は文通期間があるから…60通?!
もはや苦行では?それとも、どんどん私の英語が
上達していってるのを手紙で感じたりするのかしら。

私は手紙を棚にすべて入れる方式での保管のため、
とりあえず奥のほうにあった手紙…とでてきたのは
2016年の手紙が3通。

その中の1通は、小学生の花子の同級生が
「花子ちゃんはもっと痩せたらかわいくなるわよ。」と言い、
花子が「痩せないとだめなのかな?」と私に相談した、
という話。
そんな子に言う言葉は「お黙り!」の一言でよろしい、と
怒り心頭したのを覚えている。
花子にそんなことを言うなんて、
"I wish I could give them a piece of my mind."
と、インディアナのパルが書いていた。
私は直訳し、「私の心の一部をあげたいわ」と訳した。
つまり、インディアナのパルの広い穏やかな優しい心を
分け与えたいわ、というような意味にとらえていた。
かれこれ5年ほど。

give someone a piece of my mind:~に文句を言う、説教する
という意味だった!
つまり、「そんな奴らに私が文句言ってやりたいわ!」と
インディアナのパルは怒っていたのか…。
5年経って知ったわ。

5年前、「そんな子、友達じゃないわ!」と私が怒った
花子の同級生は中学に入って仲間外れにされた。
まぁ、あの性格ではそうなるわよ!と根に持つ私は
思っていたけれど、
花子はその子を自分のグループに入れ、
一緒に登下校をしている。
5年間、いろいろあったなぁと手紙を見て思い出した。