ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

フロンティア軌道論

備忘録の花子(中2)の化学。
試験前には部屋の片づけを始める人と同じ状況で、
試験前になると化学をしたくなるらしい。

何度かAmazonで化学の本を買ったところ、
(ほぼ毎回、というほうが正しいけれど)
化学の新刊やおすすめ本まででてくるようになった。
化学には詳しくないけれど、化学の本にのみ
詳しくなってきたハズなのに、これ知らない!と
なったのが”フロンティア軌道論”。
『フロンティア軌道論で理解する有機化学

フロンティア軌道論で理解する有機化学

花子に”フロンティア軌道論”を知っているかと聞くと
知らない、という。”フロンティア軌道論”という言葉も知らず、
なにそれ?となった花子はアトキンス一般化学、
マクマリーにウォーレン…と家にある専門書で
索引検索していたけれど、「そんな言葉はない。。。」と。

なに?新しい言葉か?と検索すると、
もろぴー先生の講義を発見。

いつも、「もろぴー先生の講義はわかりやすくて、
懇切丁寧」という花子が、「…わからん」と
動画の内容を中学校の自主ノートにまとめていたものの
途中でギブアップしていた。
(その自主ノート、担任の先生に”これ、大学やん!!”と
コメントが書かれていた。)

数日後、理系院卒の友人にそのことを話すと、
彼女が大学時代に使っていた教科書を「入門書だけれど」と
貸してくれた。
彼女の大学時代にはあった?
20年前にはあったってことか!全然新しくないのか!と
私には発見だったのだけれど、
「私の大学時代はちょっと前よ、失礼な!」と怒られた。
ちょっと前で、20年…振り返れる年月がもう立派。

花子はその入門書を読み、わかったらしい。
(なにがわかったのかは私にはわからないけれど。)
「ルイス構造式だ!」と。
ということで、前回の化学の塾ではルイス構造式の
質問をして解説をしてもらったらしい。

化学グランプリ過去問で見たことがある”ルイス構造式”、
センター試験にはあまり見ないような…と
化学の塾の先生が言っていた。
そういえば、今年のセンター試験の化学の問題、
塾でもらって花子解いたんだった…。
今年度の共通試験の化学は平均点が低く、
得点調整が行われた、とまずは言い訳。
「花子さんなら、できますよ!」と
先生になぜか自信満々に言われたけれど、
「こんなの見たことない~!」と問題解きながら叫んでいた。
化学グランプリとセンター試験は出題傾向が全く違うので
ここ1年、化学グランプリの過去問を解きながら、
化学の勉強を深めてきた花子には難しかったらしい。
結果は…56点/100点満点。(平均51点)
・・・なんとか、すれすれで平均点クリア!!
勘が冴えたところも…と花子が正直に自己申告すると
「わが塾で、花子さんが化学の最高得点です!」と。

「受験生だけれど、化学捨ててたってことよね?
私、ある意味、化学のガチ勢なんですけど。」と
いまひとつ花子は喜べなかったもよう。
化学のガチ勢って、56点だけれど…と、心の中で突っ込む。
来年の共通テストは化学8割いけるといいけれど。