ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

感動したところ

夏期講習にまだ行っていないけれど、
「あの塾の先生、すごくよかった!!」と私が何度も言っているので
夫や子どもたちに不思議がられた。

そういえば、なぜあの先生があんなにも素敵に見えたのか。
最初に断ると、40代後半くらいの男性で、
イケメンとか私のタイプとかいった外見的要素では全くない。
柔和な表情の穏やかそうな男性講師だった。
学生時代に夏期講習に参加した大手塾の講師たちは
熱い!とにかく熱い!いかにも予備校講師みたいな男性ばかりだったので
そういう先生にまた会うのかと想像して、
若干うんざりしていた私は拍子抜けしたほど。
・・・若くない!と。

二言、三言話して、「最高!」と言いたくなったのは、
その先生がツーカーで私の言ったことに対して的確に
データをもとに答えてくれて、質問したら、その意図を理解し、
私の期待していた以上の回答をくれた。
「なにこれ?!久しぶりの感覚!!」と感動した。
中学校の先生と話すと、ストライクゾーンに投げても三振されたり、
キャッチボールしたいのに暴投…。
YESかNOで答えるクローズ質問で聞いても、
YESかNOではなく、そんなことは聞いてないって…と
脱力する返事が返ってくる。そして、それに慣れてきていたので
久しぶりにコミュニケーションできたかも!とすら思ってしまった。

そして、「どうして夏期講習を受講しようと考えられましたか?」と
聞かれたとき、できる人だわ!と感心した。
不動産売却の一括査定をしたとき、某大手不動産屋は
我が家の状況を全く聞きもせず、知りもせず、安値をつけた。
売り急いでいるとも、経済的に困窮しているとも言ってないのに。
しかも、我が家は安すぎるなら売らなくてもいいか、くらいに
思っていたので、その不動産屋の提案は全く正しくなかった。
営業マンはまず、「どういう風に考えてますか?急ぎますか?」の
一言を聞くべきだったな、と夫と話した。
まずは相手の状況や考え方を聞くべし!…は営業の鉄則だろうに。
夏期講習に参加予定の塾の先生は、まずは花子の偏差値を把握し、
わが家がなぜ夏期講習受講を決めたかの理由を尋ねた。

私が最も嫌うものに時間のロスがある。
機能的、効率的に動きたい、といつも思っている。
備えあれば患いなし!と思っているので、前回の模試の結果を持参した。
参考にならないかもしれないけれど、なるかもしれない、と。
結果的にその模試は「とてもわかりやすい!参考になりました!」と
塾でコピーとらせてください、と言われた。
ここまででも私はとても満足だったけれど、
塾はすぐに花子の模試結果を参考に合格者の偏差値の幅を数校、
印刷してデータとして見せてくれた。
準備をしていけば、さらに良い結果を生んだ、
こういう成功体験、大事だと思う。
某中学校は準備をしても、意味がない…という失敗体験の連続で、
時間の無駄な気がして準備をする気を失せさせる、
というどちらにも不幸な結果につながっている。

そして、最後に、挨拶がとても気持ちよかった!
居酒屋やラーメン屋のノリの「おはようございますっ!!」
「ありがとうございますっ!!」という類の声だけでかいものではなく、
「今日はありがとうございました。一緒に頑張りましょう。」
というもので…と夫に語ったら、
「それ、普通じゃない?」と言われた。
普通じゃない!
今月、花子が体調不良で早退し、中学校まで迎えに行ったときに
担任が花子に「これも持って帰って」とプリントを渡しに来た。
そのとき、私は真横にいたのにスルー!
「こんにちは」もなしかい!と思った。
そんなに私、痩せたのかしら?
急いでいるのかと思えば、悠々と職員室まで帰って行かれ…
つい花子に「先生も、ご立派になられたのね。」と言ってしまった。
挨拶できないって、社会人としてどうなの?と先生のところまで
言いに行こうかと思ったけれど、私にメリットがないのでやめた。
誰かに怒られる、指摘してもらえるということはいかにありがたいか…。

考えれば考えるほど、塾の先生が普通で、花子の担任がひどいだけ…
な気もするけれど、夏期講習、花子以上に私が楽しみにしている。