ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

遠い親友と化学

小学生の息子の作文を読んだ。
こどもたちの書いた作文はそれぞれにこどもたちの言葉で
書かれていて、個性が出ているなぁと感心した。
小5の息子はものすごく慎重に作業したことを
ガンダムのプラモデルを作るときのように」と表現し、
引っ越していった友達を”遠くにいる親友”と書いていた。
どちらの言葉も小学生の今だからこそでてきた言葉で、
とても素敵だと思うと中学生のこどもたちに話すと、
「そうかなぁ?」と不思議がっていたけれど、
なんていうのだろうか、賞味期限の短い、旬の食べ物のような
あっという間にその価値はなくなるだろうけれど、
小学生の息子がいま作文に使うにはぴったりの言葉だと思った。

”遠い親友”いやはや、素敵だわ。
親友は近くにいるわけではない。遠くても親友なんだ、と
小学生で気づくって、立派!
私は近くにいる人こそ親友だと学生時代は思っていたなぁと
自己を振り返った。

私にとっての遠くの親友はインディアナ州の仲良しパルで、
手紙よりメールやハングアウトでメッセージを送りあうことも
多々ある。

数日前も彼女にちょっと話したことがある。
化学グランプリ(リモート)を控え、化学グランプリ過去問を
やってきたけれど、今年のグランプリが終わったら
高校化学をもう一度、最初から体系的に学びなおしては?と
元化学の先生からの助言があった。
「どう思う?」と元先生(アメリカの小学校の)として
どう思うか聞いてみた。

「体系的に学んだらどう?って言われたのだけれど…」
くらいにいっただけなのに、
「また高校化学を一から始めると花子が退屈するのでは?と
あなたは心配しているのね。」と、ズバリ当てられた。
そして、意外な答えも返ってきた。
「先生たちが体系的に学ぶようにと話すのは、彼らがそうやって
学んできたからよ。ブロックを積み上げるように基礎を積み上げて。」
という発言には目から鱗だった!

インディアナ州のパルは、多分、「そのまま突っ走れ」派のもよう。
花子の学習方法はパラシュート方式のようなもので、
気になるところから、徐々に周囲に…という方法に近い。
高校化学を一応、終わらせてはいるけれど、
センター試験で使いそうな計算問題はあまりせず、
高校ではあまり学ばない有機化学分野は、無機化学専攻で院卒の
友人が「花子ちゃんに全くついていけない…」と言うほどになった。
それでも化学グランプリ前にはいつも迷走してしまう。

そして、今回の化学グランプリ、手ごたえは…なし!
前回よりはできた!!と自己評価高めの本人は言っていたけれど、
ネットニュースで化学オリンピックがリモートで開催され
高校生たちがメダルを獲得したことを知る。。。
「あれ?2次のお誘いすらなく、気づいたらオリンピックしてるし!」
と、花子はびっくり。
1次通過は上位2%ですから…しかも主に高校生が参加して。
今年の目標は上位30%!成績通知はまだきてないけれど。
化学はひとまず置いといて、しばらく高校受験か…。