ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

賛否両論のレビューの先生

末っ子のオンライン家庭教師の体験レッスンをしてみた。
レビューでは、生徒の能力が満たしていないと思ったら
指導を一方的にやめる、とか
こどもの能力がいかに足りないかについて、
メールを何度も送り付ける…
というような否定的なことが書かれていたり、
熱く指導をしてくれる、
とても論理的に指導してくれる、と
肯定的に捉えられていたりした。
”職人的な先生”という言葉もあったので、
年配(50代?)なので、昔気質な先生なのかな?と思った。
私はその先生の”数学を美しく解く”という考え方、
専攻は数学科で大学院までという学歴、
数学科という専門性にも惹かれた。

先生自身も「授業を雑談で楽しくとは考えていない」と
きっぱり言うようなそんな先生。
直感的に、次郎にはこういう先生が合う!とも思った。
次郎には「ちょっときびしめの先生らしいので、
指導するにふさわしい能力を満たしていると思われるように!」
と言うと、
「思わせるだけでいいんかい!」と突っ込まれた。
徐々に化けの皮ははがれるものです…。

厳しい先生らしいぞ!!と家族で身構えた体験レッスン。
…どこが厳しい先生???と思うようなおおらかな先生だった。
次郎はZ会の中学受験コースの小学校で学ぶ
算数が終われば数学検定を目指すことになったので、
中1の数学内容、とはいえ最初は正負の数。

中1の数学の最初の難関は0は自然数か否か、だと思う。
次郎も引っかかった。
「ファイナルアンサー?」と聞かれ、
「0は自然数!ファイナルアンサー!」と自信満々に答え、
「先生が”ファイナルアンサー”って聞いたときは、
もう一回考えてってことで、つまり間違えているよ。」と
楽しそうに先生が言っていた。
・・・これが厳しい先生?
どこが?

50分の数学先取り体験授業、「楽しかった!」ということで
これからお願いすることになった。
すごい頻度で毎月最低何回レッスンとってとか言われるのかしら?
と、ちょっとドキドキしたら、
「ご自分の都合でお好きなときに予約をどうぞー」と
営業もなし!さすが職人!

あの賛否両論のレビューは一体、なんだったんだろう…と
友人に語ると、
「先生は同じで評価した人の価値観が違うってことよね」と
言われて、膝を打った。
あの先生を評価する価値観をもつ保護者はやっぱり
大多数いると思う。
能力がともなっていないと指導をやめると書かれていたけれど、
次郎が間違えたとき、つまづいたときに、
体験レッスンではあったけれど、
ゆっくりと待つ先生だなぁと私は思った。
限られた時間だし、「わかる?」とか聞かないの?と
いらちの私が思ったのはここだけの話。

先生との相性、こどもとも大事だけれど、
保護者とも大きい。
もし、私が無理だったらどうしよう…と思っていた。優先させる相性はこども?保護者?と。

何度かメール交換をしたけれど、
…厳しい先生???丁寧で、親切だった。
他人のレビューは話半分で読まないとなぁと改めて思った。
価値観が近い人のレビューは参考になるけれど!