ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

最後のオンライン英会話

体験レッスンを含めると5回目、
私にとって最後の(ポイントをすべて消費したため)
オンライン英会話はレベル9をつけてくれた、
アメリカ人の元教師の女性講師を選択。

テーマは”高校”です。
日本の生徒たちにとって、最初の大きな試験は
高校受験で、(中学受験もあるけれど)
コロナで学校見学もここ2年程なかったけれど
復活しつつあり、私も娘と高校見学してきた!という話。

「どうだった?」と聞かれ、理系に特化したコースがあるため
生徒たちの科学発表のひとつひとつのレベルがすごかった!
AIだとかDNA解析だとか有機溶剤だとかの単語を
事前に調べて、彼女に語った。
ただ、問題は、そのコースへの入学は推薦のみ。
学校からの推薦をもらうためにうんたら…と語り、
「課外活動とかしたら?」とアメリカ人らしい発想での
質問に
「課外活動は評価されますか?と聞いたことがあるけれど、
そんなもんを書く欄はない」と花子の担任は言い切った。
もしくは、書く気はない。

それなら、いっそのことオンラインスクールとか
ホームスクーリングでいいんじゃない?という質問にも
「日本ではホームスクーリングは出席日数に
カウントしてもらえないから、出席日数不足で
公立高校受験が無理になる」と話し、
"Oh,,,"と言葉を失わせる。

そのほかにも学校について、いーろいろと語って思ったことは
日本の選択肢の少なさだったりする。
柔軟性に欠けているというか…。
アメリカの教育が完璧だとも思わないけれど、
たまにうらやましくなるのは私がよくわかってないからかも。

レッスンの終わりに彼女が
「私からのアドバイスは…」と語ったこと。
「きっと花子は大学に行くだろうから、高校は通過点よ!」
いや、それもうオンライン英会話のアドバイスではない!と
笑ってしまった。
「教師だった人間として、花子の担任を残念に思うし、
一人の母親としてあなたの気持ちはすごくわかるわ…」と。

彼女が今回のレッスンでチャットボックスに打ち込んだ
唯一の新出単語、Organic solvent (有機溶剤)。
DNA解析もAIを使った研究についても
植物から抽出して云々まで英語で言えるように
調べたのに有機溶剤という英単語が出てこなかった!!
この単語が英語ですらすらーっとでるほど
化学マニアではないもので…。
有機溶剤について英語で語って、"Organic solvent"と
彼女が言ったときに、「YES!」となっただけで
立派だと思うんだ…ふつうは知らないって、そんな英単語。

オンラインレッスン、というよりもアメリカ人の友人に
いつものように愚痴った30分…だった気もするけれど、
レベル9(10段階で)の判定をもらった。
語彙力は達人級の★5つで、それ以外の発音、文法、流暢さと
星4つの上級レベル。
いや、こないだ文法に初級レベルつけといて、そんな
数日で上級になりませんって!!と思った。
英会話のレベル判定結果をロンドンのパルに見せると
「文法の上達、すごいってこと?」と
聞かれたけれど、そんなわけはない。
文法のミスに気付いてもメモできない早さで
私たちが会話していたのだろう。
なんせ私の得意な英語分野、教育、学校、化学、
それに文句…と話すと、ロンドンのパルも笑っていた。

兵庫県の高校受験における内申点のシステム、
不公平だ!おかしい!納得いかない!と
いろんな人が言っているけれど、私もしみじみおかしいなぁと
受験生の親になって思う。
先月、2つの模試を受けた。
内申点を記入して合否判定を総合判定する模試と
内申点を書かない模試。
内申点を記入した模試で花子の志望校、合否判定はD。
一方、内申点を書かなかった模試で
模試結果からのおすすめ高校は灘高校、C判定。
花子の志望校と灘高校の偏差値の差は10以上あるんですけれど…。
灘高校C判定で、なんで偏差値が灘より10も下の
あそこがD判定?!と絶句する私に
内申点あるとき~(D判定)、ないとき~(灘C判定)」と
551のCMのように夫は言っていた。
その私たちの横で、
「灘は男子校だから、絶対無理ですけど、私、女子なんで!」と
花子は言っていた。問題はそこじゃない!