ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

『A WOMAN IS NO MAN』

オンライン英会話に文法の本にとやってみたけれど、
洋書を読むことにするわ!とロンドンのパルに話すと、
「洋書を読むことは本当にいいと思うわ。
英語の文法も吸収できるしね!」ということで、
読みかけだった本を読み始めた。

『A WOMAN IS NO MAN』

A Woman is No Man: an emotional and gripping New York Times best selling debut reading group novel (English Edition)

えーっと、アラブのおしん…。
パレスチナでは女性は飯炊きと育児を家の中でするだけで、
アメリカへ行けば違う世界があるはずだ!と
アラビア人男性と結婚し、アメリカのブルックリンに行く。
そして気づく、
ブルックリンにアラビア社会があっただけだった…という母。

その娘は高校生の間から祖母に見合いを次々とさせられ、
女の幸せは結婚だ!と。
両親は交通事故で死んでいる…。

というところまでが前半の私がほぼ1年前に読んでいた部分。
その後、昨日から怒涛の展開に翻弄され、
「うそでしょ?!!!」なことをあちこちで知り、
読み始めは140ページだったのに
2日で読破!337ページまで。約200ページを2日で読んだ。
さぞかし面白いのかと聞かれると、
いいえ、全く。
しんどかった!
英語が難解なわけではなく、DVの描写が多すぎて
それに耐える女性たちの描写がしんどかった…。
英語だからまだ読めたけれど、
日本語なら放り投げていたかもしれない。

ため息をつきながら読書をし、しんどい物語を語る私に
家族が「読むのをやめれば?」と言ったほど。
いや、きっと残り80ページで、
なんとかハッピーエンドをひねり出してくるに違いない!
残り60ページ、ハッピーエンドにラストスパートか?
残り40ページ、そろそろ話を幸せな方向へ…と
残りのページ数を気にしながら、ハッピーエンドを望んだけれど
まぁ…そのへんが限界だよね、という結末だった。

きっと面白い本になるのだろう、英語でも最後まで読ませたし、
「まさか!!」「えぇっ?!」という驚きもいくつかあった。
暴力の描写の多さはしんどかったけれど…
私の洋書、読破4冊目。

ちなみに5冊目は疲れすぎて児童書に走る。

Nate the Great (English Edition)


すぐに読み終わって気付く。児童書、やっぱり面白くない…。