ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

『ずっと独身でいるつもり?』

久しぶりに観たいと思った邦画が、
もうアマゾンプライムで観れるようになっていた。
『ずっと独身でいるつもり?』

独身女性3人と既婚女性1人の物語で、
テーマは…”結婚”なのか?
”結婚”とか”独身”というよりも
いまの時代の女性の生き方がテーマな気もする。
レビューではあまり高く評価されていなかったけれど、
恋愛映画を期待して観ると低評価になるだろうし、
婚活に必死な女性の物語でもない。
既婚で子持ちの私が観たら、つまらないかもなぁと
思いながら観始めたけれど、言葉が刺さってきてしんどい。
わかりすぎて、しんどい…
エンディングも大団円というわけでもなく…
ハリウッドのハッピーエンドのようなことはない。
それでも、今の日本の女性たちの生き方としては
かなりいい着地点だな、と思った。

気になったのは田中みな実が参加する実家の法事、
どうやら実家は中国地方の設定で、方言が…
イントネーションが気になる!
ここは田舎感を出すためのその方言選択で、中国地方?
東京の人からしたら、田舎の価値観はこんなのだろ?
ということか?
独身女性に「結婚は?」既婚女性に「子どもは?」と聞く親戚は
古今東西、都会にも田舎にも日本にはまだまだ
いると思うんだけれど。

既婚女性が「結婚すれば幸せになれると思っていた」と
呟くシーンがある。過去形で。
「結婚、いろいろあるのよ…」と私も相槌を打ちたくなる。

結婚は、独身の人が思うほどにハッピーなことばかりもないし、
孤独感に苛まれる日が一日もない、なんてことはない。
「結婚すれば幸せ!」とか
「子どもができれば幸せ!」とか、
そういう他人まかせ、モノまかせの幸せは続かないように思う。
自分で自分を幸せにするしかないってことなんだよね…と
映画の結末を観ながら思った。