ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

英語を解く

中3の花子が高校の過去問を中学校でもらった。
オープンスクールでもらったのと同じ年度分の過去問…。
いや、ありがたい、ということにしておこう。
問題は、どちらも模範解答と解説がないっていうこと。

「塾の先生に頼む!」と花子が言っていたけれど、
数学の模範解答のみ作ってくれたらしい。
英語と国語は「中学校の先生にお願いする」というのは聞いた。
「頼んだ!」というのも聞いた。
でも、もらっていないまま…。

問題を解いても合っているのかどうかわからない、
と花子が言うので
重い腰を上げることにした。
数年前のセンター試験の英語は8割とれたし、
高校受験ならいける!と思いたい…。

ちなみに、どんな英語がでるの?と聞くと、理系コースなので、
「頻出単語はcell(細胞)」で、
ほかにもでてくる単語はodd number(奇数)だったり、
carbon dioxide(二酸化炭素)、Antarctic Continent(南極大陸)、
…マニアック。

私の実力が試されているのではなく、
模範解答を作成すればいいのだから、とわからない単語を
調べる気満々でスマホを横に置き、英語の問題を解いてみた。

大量の長文にうんざりしながら読み始めると、
意外に面白かった。面白い長文、作っているわ~と感心。

黒い犬が欲しいという娘に黒い犬を飼うために父親が
ペットショップをはしごする。つぶらな瞳の白い犬を買うものの
娘は黒い犬がよかったー!と泣く。
ちょっとした事件後、白い犬は娘の忠実な友達になる、
というストーリーなのだけれど、
空欄にblackかwhiteを書き入れなさい、とある。

Father decided to buy the (  ) dog.
(父親は( )な犬を買うことを決めた)
えーっと、ここは白。

She didn't like the (  )  dog.
(彼女はその(  )な犬が好きではなかった。)
黒い犬が欲しかったんだから、ここは白。

The ( ) dog is very lovely.
(その(  )な犬はとてもかわいらしかった)
えーっと、かわいくて決めたその犬は白…

という具合に、これは…黒! こっちは白!と
混乱させられながら解答する必要があった。
試されているのは英語力より、国語力か?!

一番、焦ったのは英作文。
「外国人の友達をあなたの県内のお気に入りの場所に案内する」、
場所、理由等を書きましょう、と。
お気に入りの場所…県内…ちょっと考えさせて。
大きな本屋か、歴史的建造物か、宗教的な場所か…
ロンドンのパルが訪日したときは酒蔵へ案内したけれど
高校受験の英作文に「酒蔵に案内する」って書けないし…と
悩んだ。おすすめは甘酒だけれど。

もう一つは、「あなたが高校生活でがんばることを40語で。」
40語…書いてみると、意外に長い。
でも、いろいろと付け加えると足りない。
英作文って、結局、どれだけ単語を知っているかによるので
一番の難関は英作文なのかもしれないと問題を解きながら思った。