ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

極楽の春休み


春休み、小中学生のこどもがいる母親にとって
(父親ではなく、母親にとって!というところが
ちょっとおかしいんだよ!!と吠えたいところ)
とてつもなくしんどい。
短い冬休みや春休みでも、長い夏休みでも3食作り続けることが
地味にしんどかった。

今回の春休み、天国です!
平日、何度食事を作ったかしら?という程度。
我が家では今こどもたちの料理ブームがきている。
料理ブームを察知した私は、すぐにレシピ本を5冊ほど買った。
こどもたちでも作れる材料の少ないお菓子や料理の基本の本。
そして、こどもたちがそれぞれに本の料理を作る日々。

例えば数日前の夕食、
ローストビーフ、ほうれん草と卵の炒め物、つくしのバター醤油、
鶏モモの味噌焼、混ぜご飯…デザートはベークドチーズケーキ!
私がしたことは、お茶を入れる…。
春から高校生の花子が3品、中2になる太郎が1品、
ローストビーフは夫作。
デザートは小6になる次郎…。
こんならくちんなことがあっていいのか?
最高じゃないか!!と。

しかし、ここにくるまで、1週間ほど道のりがあった。
夕食のおかずを作りたいという花子、
3時から夕食作りスタートし、完成が18時半。
3時間半も台所に立ちっぱなしで、
18時過ぎたころに聞いてしまった。
「コース料理でてくるの?」と…まさかの2品だった!
しかし、料理していない人には段取りがまずわからないので
同時進行もできず、レシピから所要時間がどれほどかかるかも
わからない。
そんな花子が最初に挑戦したのは一度揚げてから、あんかけ…
いや、いきなりレベル高いのに挑戦したな…と思ったけれど
私はそのままにしておいた。
夫は「なぜレベル高いと思ったのにアドバイスしなかったのか?」と
聞いてきたけれど、
時間がかかっても1日もかからない。
失敗から学ぶことも多いから、「やめとき」と言うよりは
「やってみれば?」と言う親でありたいわ!と
かっこうよく言っておいた。
こたつから出るのが面倒だっただけですが…。

料理をすることで、時間がどれほどかかるか、
1つの料理を作る手間がどれほどか身に染みたらしい。
大量につくしをとってきて、せっせとハカマをとり、
あく抜きをして調理…「いや、大変だよ、これ」と中2の太郎が
しみじみと言っていた。
しかも、塩加減を間違えて塩辛い料理になったときは
リベンジ!とするので、同じ料理が続く…。
たまの登校日で疲れた日には「今日は料理、無理!」と言っていた。
でしょ?しんどいでしょ?
疲れた時に料理きついでしょ?
ありがたみがわかったか!とほくそ笑んでいる。
こどもたちの料理の手際が大幅アップした春休みだった。

こどもたちはレシピ本を参考に材料を指定するので
その材料を買うことにより食費は高くついたけれど、
これはその後の生活を大きく改善する必要経費だ!と
思うことにした。
事実、数回料理をするとこどもたちは小松菜の代わりにほうれん草、
鶏モモ肉を材料より少し減らして…と
変更することもできるようになった。
場数大事!