ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

名前

英語で自己紹介をするとき、最近ちょっと考える。

メイ ヤマナカ というように名前、名字の順にするのか
パスポートも名字、名前の順になったことだし、
推奨されているという噂?(田舎の公立中までは届いてない)も聞くので
ヤマナカ メイ と言うべきか…。

高1の娘の高校で初めて英語の授業があったらしい。
ALT(外国人)の先生に自己紹介をしたらしい。

"My name is Akimori Hiro."と
自己紹介をした男子生徒がいたらしい。
(もちろん仮名だけれど、この仮名を思いつくの
とーっても大変だった。理由は後ほどわかる)

花子は、あの男子生徒の名前はアキモリ ヒロっていうのか~
と思ったらしく、以後、「ヒロくん」と呼んでいたらしい。
一応、最初の数日は「ヒロ君」で問題なかったのに
数日後、「なんでヒロ君?」と聞かれたらしい。
いや、あなたの名前は アキモリ ヒロでしょ?と聞いたら
衝撃の事実が判明した!と夕飯のときに語ってくれた。

男子生徒の簡単な英語の自己紹介で衝撃の事実なんてある?と
思ったら、まさかの事実が判明。
キモリくんではなかった!
モリヒロ アキ くんだったという…。

彼は名前を先に言う英語の自己紹介で アキ モリヒロ、
と言った。
ところが、彼のそもそもの名前を知らなかった花子の中では
キモリ ヒロ と変換されたと…。
それに気づいたのがもう4月末…。

そんな花子、最近よく話すクラスメートは勇人くん。
もちろんこちらも仮名。
勇人くんは次郎の友達の名前なのだけれど、
そっくりすぎて、名前が違うのについ勇人君と
声をかけてしまうらしい。
「勇人君」と声をかけると、
「いや、俺、勇人ちゃうし!」と毎回言うそうで、
「なんやかんや言いながら自分のことをもう勇人って
認識している」らしく、好青年じゃないか!
毎日30分は話すと言う二人の会話、
一体、なにを話しているんだ?と聞くと、「言わない…」と
黙秘権の行使を花子がする。
アニメか?ゲームか?親の悪口か?しつこく聞くと
毎日、勇人君に花子が一番最初に聞くことを語った。
「今日の宿題なんだった?」
「英語の予習ノートちょっと見せて」
「小テストの範囲、どこ?」
・・・おいっ!!
勇人君と花子はクラスでかなり早く登校するため
(学校までが遠い人ほど早く着く…というあるある)
毎朝、二人の時間…花子が言うには
”朝の予習タイム”があるらしい。
当日の朝にノートを見せてもらうことは”予習”と呼ばない、
と思うけれど。

勇人くんの話を聞いて、私も高校時代の”藤原さん”を思い出した。
一緒に帰るくらいに仲良しだったのに、
いつまでも名前が覚えれず、毎回、”藤原さん”って呼んでいた。
なんだか藤原さんっていう感じの顔だったんです。
1年経っても覚えられないとき、ついに彼女に言った。
「もうニックネーム、藤原さんでいい?」と。
以後、ずーっと”藤原さん”と呼んでいる。
高校時代の友人に近況確認するときも、
「そういえば、藤原さんは?」で通じるほど。
私しか彼女を”藤原さん”と呼んでいなかったけれど…。
花子の話を聞きながら、藤原さん、元気にしているかな?と
ふと思った。