ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

家庭科の宿題

夏休みに疲労困憊した理由はいろいろあるけれど、
記憶に残る大変だった宿題はこどもたちの”家庭科”の宿題。

一日の献立を写真付きでレポートして、栄養計算をして
まとめる、という宿題が中学校でも高校でも出ていた。
…いままでになかった!
これ、来年もあるなら、息子二人の献立はまんま同じでも
いいのかしら?同じ家族なんだし…と思うほど大変だった。

きっと先生は、「1日分の献立を作って親の大変さを知りなさい」
とか「1日、親が楽できるように」とか思ったのかもしれない。
先生、逆です!逆!
とても親が大変でしたよ!
まずは献立作成から。

最近の我が家の朝食はオートミール
オートミールに牛乳入れて、レンジでチン。
そこに冷凍フルーツ投入!というシンプルで楽なメニュー。
朝は食べれない子どもたちでも食べれる良いメニュー…
ですが、これをレポートに書けない!
中学生の息子は書く気満々だったけれど、
正直に書けばいいってもんじゃない!
それとも正直に書いた子もいるのか?
試されるのは親!という宿題か?

朝食はスクランブルエッグ、レタス、トマト、
ハムとチーズのサンドイッチに牛乳、
ヨーグルトに季節の果物の梨を添えて…をレポートした。

「朝食メニューはなんて書けばいい?」と聞く息子に
「我が家の定番朝食メニュー」と書くように話すと、
あちこちから「いつから定番?」「定番の意味ってなんだった?」
なんていう家族の声が聞こえる。
今日から定番よ!と言いつつ、あれから作られていない定番メニュー。

朝食でこれなのだから、昼食と夕食もまた栄養バランスを意識した
献立がまるで”日常”のようにレポートされた。
普段より多めのフルーツと野菜で、完璧な栄養バランス!だと
思ったら、大きな落とし穴があった。
いくら計算しても圧倒的に足りない。
中2の息子、お米を食べる量が少ない。
そのへんの女子高生より少ないに違いない。
少なくともうちの女子高生よりも少ない。
(おかずはよく食べるけれど。)
計量すると80g(玄米3部づき雑穀入り)ほど。。。
穀物を700gほど食べることになっているので、
500gほど足りない。
玄米では食が進まないというので、白米を炊くとお代わりをして
200g達成!
レポート終了とともに玄米生活に戻る。
さも日常のように写真付きで提出された家庭科の宿題、
すごい大変でした!!という親の一言を付け加えたい。

ちなみに女子高生の花子の場合、調理しているところからの
写真(レポート提出のため)が必要で…つきっきりで写真撮影。
末っ子にカメラマンを頼むと、あちこちで不要なものが映っていたため、
トリミング技術が上達したそうです。
昼食作成、夕食作成にそれぞれ4時間かけて、
フルコースがでるのでは?!と期待させて一汁三菜。
しかもザ・和食!の。
どこに4時間かかった?と口から出そうになった。
そして、調理後の写真撮影がなくてよかった、
というほどの台所の惨状。

献立を最初はこどもたちが自分で考えていたけれど、
料理をしない人たちにはやたらとハードルの高いメニューや
レシピを作ろうとする。
同時進行しやすいメニューにした方がいいよ、
どっちもそれはメインになってますけど、
栄養バランスが偏っている、
材料費が高すぎる、などと言っていると親の私の方が疲れ切った。
家庭科の宿題、雑巾手縫い…くらいで勘弁してください、と思った。