ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

"Granny's Got a Gun"

"Granny's Got a Gun"を読んだ。

元CIAのおばあちゃんが引退して、
息子家族の近くで一人暮らしをしている。
近所の高齢者たちの退屈な読書会に参加していたら
そこで殺人事件が起き、昔の血が騒ぐ、という話。

いつも読んでいる洋書は12万語前後で、
この本は30000語(推定)くらいの短め。
kindleでも2時間50分で読み終わると表示が出たのに、
3日くらいかかった。
語数ではない、単語の難易度でもない、
物語に惹きこまれるかどうかで読書スピードは変わる、
と身をもって感じた。
そういえば、こういうサスペンスもミステリーも
日本語では読むことはまずなかった…と読み始めて気づく。
それなのに、なぜ英語で挑戦したんだ!
きっとフランス語でもドイツ語でもサスペンスは面白くない、
ということを肝に銘じたい。

そんなミステリーだけれど、いくつか面白かったのは
prime suspect。
primeから私が想像したものは肉!
牛肉の格付けで最高位のprimeですね!牛肉!!と
よだれが出そうになった。
prime suspect;第一容疑者

第一容疑者、という日本語から英語に訳そうとすると
first suspectとか言ってしまいそうだなぁと思った。

物語の中で、日本人は珍味だと毒のあるフグを食べる、
という話が出てくる。毒があって危険だから特別な免許も
研修もいるくらいなのに、家で捌く人がいてフグ毒で死ぬ人が
毎年百人いる、と。フグの刺身はいまいちだけれど、
唐揚げはうまい!と…。
作者、日本でフグを食べたことあるな!とニヤリとしてしまった。