ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

"The End of Your Life Book Club"

"The End of Your Life Book Club"

あらすじは、末期がんを宣告された母親の化学療法に付き合う息子、
二人は同じ本を読みながら語り合う。
人生について、考え方について、兼業主婦について。

専業主婦の多かった時代に働きながら、キャリアも結婚も
子育てもして、日々に疲れ果てていた母親が息子と本を通して
人生を振り返る。
彼らの選ぶ本が私は知らなかった本だらけ…だったけれど
あまり興味をそそられなかったのが残念。

とにかくパワフルなママさんだったようで、どんな女性だったか、
と知り合いが語る場面があった。
「あなたは最初資金調達で私に近づき、友人になり、
私をそそのかして財団運営をさせたわ。」と。
そんなママさん、素敵すぎる。

"You prepare the worst but hope for the best"
(最悪に備えて、でも、良くなることを望むのよ)

"Mom taught me not to look away from the worst but to believe
that we can all do better."
(母は悪いことから目をさらさず、
よりよくするようにできることを信じるようにと教えた)

「私がいないからといって誰にも悲しんでほしくないわ」と言い、
「兄弟みんなで仲良くしてね。もし、誰かが問題起こしたら、
墓から起き上がってくるからね!」と脅したり…
70代のお母さんと40代の息子の会話がこれって、
ほほえましすぎる。

きっとこれはハッピーエンディングだと思う結末だったけれど
やっぱり誰かが亡くなる話はしんどい。