ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

なぐさめ方

年末年始、みなさん、いかがお過ごしだったのでしょうか。
私は年末から、いろいろと考えさせられた。
歴史的な早さで、多分、市内で、いや県内最速!で辞任届を提出した。
某名誉職のボランティア。
名ばかりで権限も、発言権も何もなく
保守的な人々と黙って動けという組織では
やっていけれっかってんだよ、バーローめ!と江戸っ子風に。

ちょっとやさぐれていた私に小6の末っ子が
「母さん、失敗したってことは、挑戦したってことだから。
挑戦せずに終わる人も多い中で立派だよ!」と…。
どうした、急に?
人生、何回目?って聞くべきなのか。
12歳ですよね?干支1周目でしょ?と目を白黒させてしまった。

そんな末っ子と年末はゆっくり語る機会も多くあり、
学校で興味深かった授業なんぞを聞いたところ、
「日ロ戦争のときのバルチック艦隊に勝利したこと」
なんて言い出した。
ちょ、ちょっと待って!
小学生の歴史で日露戦争は習うだろうけれど、
バルチック艦隊まで?
先生が熱く語ってくれたらしい…
えーっと、えーっと…この時代の今、
バルチック艦隊とか熱く語る先生とか授業とか親として
いろいろ思うことがありすぎて、情報が処理しきれない…と
若干、パニックになっているところに末っ子が続けた。

東郷平八郎が強かった理由は何だと思う?と。
バルチック艦隊を破った艦長が東郷平八郎だと末っ子に教わる私…)
自衛隊の艦も大好きな末っ子、
エンジンの大きさだとか特殊な作りなの?と聞くと
「強さの秘訣はやっぱり、リーダーだと思う。
部下たちがついていきたい!と思わせる人だったんだよ。」
えーっと…
最後は精神論?根性論?軍国主義教育?なんだそれ?
小6、小学校で何を教わっているんだ!!と
「えーっと…」しか出てこない私に
「どんな組織でもリーダー次第ってこと。
母さんの属した組織のリーダーはダメな代表だ」
と続いていて、ほっとした。
そうか、末っ子流の慰めだったのか…。

日露戦争東郷平八郎バルチック艦隊撃破、なんて言い出すから
小学校の指導要領どうなってます?と
調べないといけないかと思ってしまった。
末っ子流の慰めだと思うことにしよう、と思いつつ、
いやいや、日露戦争バルチック艦隊でなぐさめられても、
いまの時代に、うーん…と考え込んだ年末。