ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

カオス

外国からのお客さんが我が家にやってきた。
ランチを一緒に食べる、ということで朝から大忙し!
朝5時起きで仕込みをしていた…夫が。
私は手伝うつもりが、「冷蔵庫からハムを取り出して」と
言われたハムを取り出すだけが、
なぜか私も一緒に慌てて(8時起きだから?)
ジャムの瓶を落とし、割る…。
台所に巻き散るガラス…
なんだ!なんだ!と集まる家族と不穏な空気に驚くお客さん、
えーっと、こういうときは何語で何を言うんだ???と
パニックになる私!
「ちょっと!!!」とこどもたちに叫び、
「Just a moment!」と英語でも言う。
多分、こういうのをカオスっていうんだと思う。

外国のお客さんは日本人の妻とやってきた。
こうなると、みんな想像する、
きっと日本人の奥さんが通訳するんだろう、と。
それがほぼしない…。
普段は海外で過ごしているから日本語にも飢えているのかもしれない、
でも、日本語がわからず何が話されているかもわからない空間って
居心地悪いでしょ?と想像するだけで私が居心地悪い。

「こないだのあのボランティアはどうなったの?」と聞かれ、
日本語で説明しかけた。
でも、通訳する気配はない。
そうか、私が英語で話せばいいんだ!と英語で話すことにした。
夫は概要を知っているから、大体、何を話しているか想像できるし
英語圏で暮らす日本人の奥さんもわかる。
英語圏の彼もわかる!と。
私もその話題については語り慣れたもので、
落語家レベルで表情豊かに立て板に水で英語でもその話は話せる。
…というくらいに海外のパルたちに英語で散々に愚痴った、ということ!

そうすると、英語圏の彼がいくつか質問し、
私も答え、彼が意見を語り…(結構、真面目な意見で意外だった!)
と私には彼らしくないと思うほど真面目な意見を語っていた中、
今度は私の夫が英語についていけてなかった…。
何語で会話するのが正しいんだ!?とわからなくなった。
要約して私が通訳すると、それに対して夫も日本語で言い…
それを私がまた訳すんですか?
英語圏で暮らす日本人のいる前で私に英語の通訳をしろって???
ちょっとした罰ゲームに感じるのは私だけ?と思わないこともない。
完璧主義者でA型の夫は完璧ではないかもしれないことはしない主義で、
違っているかも?と思ったら日本語で通す派。
私は、違っていい!問題ないさ!と話す派。
訂正がきかないことって、ほとんどないと思う、英語も人生も。

そんなこんなで言語ではいろいろと思うこともあったけれど、
将棋はできる?とこどもたちが彼に聞いた。
将棋は知らないけれど、チェスは知っている!という話から
では、チェスをしてみよう!とタブレットでチェスをすることに。
チェス初心者の小6、末っ子。
英語も多分、それなり…にできない。
結果、"Oh~!!"の5段階活用みたいになっていて、
あぁ!やられた!というときも"OH!"
やったぞ!のときも”OH!"
ちょっとやばい…となったときも"Oh!"
…Oh!しか聞いてない!!と思っていたけれど、
"You sure?"(ほんまにそこ?) 
”Your turn"(あなたの番)
"Check!"(王手!)とチェスで英語を学んでいた。

久しぶりの海外からのお客さん、
こどもたちもいろいろと思うことがあったに違いない。
私もいろいろと学んだ。
やっぱり8時起きで、起きた瞬間から掃除はきつい。