ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

NHKの番組

NHK『インタビュー ここから 青木さやか』を観た。
NHKのアナウンサーと青木さやかの二人による語りがほぼ、
の番組なのだけれど、そのインタビューを見て、
こういうカウンセリングを私もしてほしい!と思ってしまった。
インタビューよりもカウンセリングに近かった。
「どう思ったんですか?」
「相手はどう思ったんでしょうね?」
「変化はありましたか?」というNHKアナウンサーの質問に
青木さやかがとても真摯に自分の気持ちに誠実に語っていた。
青木さやかの話し方や表現の仕方がとても頭が良い、
文章力のある人だと思った。
難しい言葉ではなく、わかりやすく伝える努力をしようとしている、
そんなことを感じるインタビューへの答え方だった。

実は2回ほどスクールカウンセラーと話をした。
”話をした”というのは、カウンセリングだったのか、会議だったのか
情報の共有だったのか、相手がどう思って接しているのだろうか
わからなかったから。
多分、1度目は”情報の共有”で、2度目は”ただの世間話”だったと
私は思っている。

心理学という類は大好きなので、いろいろと知っていると、
ついしてしまう。
例えば、聞いていますよ!アピールでミラー効果をしてしまったり
(相手と同じ動作をして、仲間ですよ!アピールをすること)
ちょっとしたボディランゲージから心理を読み取ったり…。
しかし、スクールカウンセラーだと相手も心理学のプロってことは…
と裏読みをしてしまったり。
分析されたくないから、ちょっと思っていることより良いように言ったり、
私がメモしてほしいときにメモをせず、そこ?!みたいなときに
ペンを走らせているのを見ると「気が散る!」と思ってしまったり。

私の思うカウンセリングは、相手の思っていることを話す中で
自分の思いに気づかせる、思いを引き出す会話をするのだと思っていた。
っが、そういうカウンセリングはむずかしいようで、
いまだにそういうカウンセラーに出会わない。
(過去に二人のカウンセラーと話したけれど)
そういうカウンセラーを知っているからこそ、NHKアナウンサーと
相手の思いを引き出すインタビューに感心してしまった。

NHKの番組『ハートネットTV はじめましての二人旅』もとてもいい。
健常者と障碍者の初めまして同士で旅に出る。
難聴で手話でしか会話できない女性と漁師…とか
ギャルと視覚障碍者
出逢わなさそうな二人がコミュニケーションをとりながら
初対面ながら1泊2日の旅行をする。
手話ができない漁師が難聴の女性に常にLineで会話をして
「もっと目を見て会話したい」と言われたり、
車いすの男性がボディビルダーの大学生に人生のアドバイスを送ったり、
ちょっとしたことが重要なんだと気づかされることが多い。