ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

文化的な人?

知っている単語や中学英語にでてくるような英単語こそ
罠がある!と思っている。
ネイティブの友人たちの使い方に
「そんなところにway??」と驚いたり、
”heart of gold" が”金の心”ではなく”思いやりの心”だったり…。
翻訳本で「あなたは金の心を持っているのね!」と出てきたときは
「あらっ」と翻訳者の名前を確認してしまった。
こういう間違いを見つけると翻訳本の校正はどのように行われているのかと
不思議に思う。
わかりやすいものこそ、ついそのまま訳してしまう、
ということはわかる!
でも、「金の心」って、日本語で何を意味するの?と思わなかったのか。
英語以前に日本語のセンスに疑問を抱く。

数日前にフランス人のパルから来た手紙に書かれていた。
”You are more cultural person than me."
中学校の英語教科書にも出せる簡単な単語と文法しかない。
直訳すると、
「あなたって、私より文化的な人ね。」

”文化的な人”…まぁ、”野蛮人”って言われるよりはうれしいけれど、
日本語で”文化的な人”って、文化人とか知識人ってこと?
そんな内容の手紙を前回、送っていたかしら?
cultural personという英語の意味をフランスのパルが理解して
使っているのか、フランス語にある”文化人”みたいなのを
そのまま英語に訳しただけ(非英語圏あるある)かもしれず…と
しばらく考えていた。

ロンドンのパルに「あなたって”cultural person"ね」と言われたんだけれど、
どういう意味に受け取るべき?と話すと、
「それは誉め言葉よ!」と返ってきた。

ロンドンのパルのお父さんがアフリカに滞在したとき、
「あなたはツアーリストではなく、旅行者なんですね」と男性に言われたらしい。
tourist(ツアーリスト)とtraveller(旅行者)。
この繊細な意味の違いがわかるか…えーっと…それって、
teacher(教師)とeducator(教育者)みたいなレベルの違いよね?と確認。
さらっと観光地を回るだけの人ではなく、文化に敬意をもって接し
異国を楽しもうとしている、とロンドンのパルのお父さんは言われたらしい。
それはたしかに、”誉め言葉”。

ロンドンのパルは「メイも同じよね。あなたの知的好奇心って
すぐに経済的利益になるものではないけれど、止めない。
純粋な好奇心なのよね。
収入に直結しなくてもあなたの知的好奇心は失われるわけではなく、
それはあなたがcultural personだからよ」と。

どう、このわかったような、わからない訳…。
”金の心”で許してほしい。
とりあえず、私もほめられた。

それでも、私が一番うれしかったのはオンライン家庭教師の愚痴を
ロンドンのパルに語った時、
”You have been more patient than I would have been in similar 
circumstances."
(あなたと同じ状況なら、私はそんなに我慢できない)
と言われたとき。
デメリットやリスクが自分に降りかかるときはさくっと決断できるのだけれど
そうではないときは、やっぱり慎重になるものよ。