ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

台北新市長と台湾の歴史

台湾のパルと「いま話題のニュース」や「時の人」を手紙で話題にする。

世界で、ではなく自国で。

彼女が今回、書いていた時の人、

新しい台北市長の柯 文哲(Wen-je Ko)。

全然知らない。

パルの紹介文によると「台湾医学大学院医学教授」で

「政治の素人」「空気が読めない」

「市民も市長が好きか嫌いかが激しく分かれる」と。

こう聞いて、私が想像したのは橋本市長だったのだけれど、

いつものようにあちこちネットで調べると、

全く違う!

台北新市長は長男がアスペルガー障害で、その診断を受けるときに

あなたもその疑いがある、と言われたらしい。

人の目を見ることが苦手で、コミュニケーション障害だと

本当にあちこちで書かれている。

これだけでも橋本市長とは全く違う。

台北新市長の意味はとても大きく、

台北市以外の6直轄市中5市で国民党は惨敗したことで

有権者の馬政権と国民党への不信感が如実に現れたといわれている。

柯 文哲市長のKY発言を探してみたら、

「中国人の99%以上がトイレのドアを閉めて用を足すようになったら、

統一について話合いを始めてもいい。」と言ったとか。

道のりの長さに思いを馳せてしまった。。。

ただ、それは「2・28事件のこともある」と台湾のパルは書いていた。

2・28事件、私は全く知らなかったけれど、

1947年に台湾の台北市で発生し、その後、台湾全土に広がった

当時はまだ日本国籍を有していた本省人(台湾人)と

外省人(在台中国人)との大規模な抗争(wikiより)。

武力弾圧による犠牲者は1万8千~2万8千人と推定される。

市長のおじいさんはこれにより半月にわたり拘留され、

釈放時には傷だらけで、数年後に死んだ。

そのことは彼の父にも影響を与え、

2.28事件は3代にわたり影響を残した、と先日の2.28事件式典で

市長がスピーチをしていた。

その後、馬総統(外省人)の握手を拒否したことでも話題になったらしい。

台北の新市長から台湾の歴史を知った。

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