海外のパルたちの手紙で最初に驚いたのが
”書き間違いが少ない”こと。
便箋1枚書けば2つ3つ書き間違いをしてしまう。
イギリスのパルは「だから、私は便箋にシール貼ってるのよ」と
書いてあった。なるほど、間違いの上にシールを貼って
消していたのか。
彼女の真似をして私も間違いの上にシールを貼ってみたら
目がちかちかする手紙ができました。
シール貼り過ぎ=間違い過ぎ。
まぁ、英語だからね。あっ、文法間違えた、と書き直したり
スペルミスした!と気付いたりするもんで。
だから、日本語で書けば私だってすらすら~っと思ったら日本語でも
やっぱり便箋1枚につき1つは間違える…。
漢字が汚く見えて書き直したり(どこも間違えてなくても)とか。
日本の友人の手紙を読んでも、あっちこっちにつけたしの吹き出しが
くっついているし、誤字を訂正してあったりするし、
まぁ、こんなものよね~と思っていた。
でも、ドイツのパル、無茶苦茶、間違いが少ないんです!!
前々回、10枚にわたる手紙をもらったのだけれども、
1度も書き間違いや付け加えの吹き出しなどがなかった!!
いやいや、10枚すべて間違いなしって、すごくないか?!
彼女だけかもしれない、と思ったら、その次に来たドイツ人の別のパル、
A4のルーズリーフ4枚びっしりでしたが、
こちらもノーミス!
まぐれ?と思っていたら、次にきた別のドイツ人パル、
こちらはA4裏表びっしり!で、もちろんのノーミス。
どうなっているんだ?!ドイツ人は?とさすがの私も思った。
以前は下書き→清書としていた私、それでも書き間違えていたというのに…。
彼女も彼女の姉も両親もみ~んな教師の教師一家のドイツ人パルに
「なんで、あなたの手紙は間違いが全くないの?!
ドイツではペンで小学校から勉強すると聞いたことがあるけれど、
その効果?」と聞いてみた。
便箋14枚にびっしり書いてくれてました。
ええ、もちろん書き直しは一つも存在しません、14枚あっても!
ペン使用だけれど、鉛筆も使用していいとか。
ドイツでは”Diktat"という授業があって、書き取りをするので
それでみんな書き間違いが少ないと思う、と。
Diktatというのは、先生の話した言葉を文字にする、という授業のようです。
日本では漢字だけだけれども、ドイツでは文章なのね。
最近は移民の影響で、ドイツ語ができない両親の子どもが増え、
彼らはDiktatがもちろん全くできないし、親も教えられない。
ドイツ語がわからないまま卒業し、仕事にもつけず…という負の連鎖が
問題となっていて、小学校教師の彼女の母親の悩みの種だとか。
日本の学校の問題は?と聞かれ、”モンスターペアレンツ”かな?と。
でも、最近の学校事情を鑑みると、
「モンスターペアレントは確かに少数ながら
存在するけれども、教師失格の先生も多い気がする。」とぼそっと
書いておきました。
PTAとか塾とかゆとり教育とか反動のみのり教育とか…
日本の教育事情について書いていたら、私も便箋7枚。
書き間違いも半端ないですが。。。