久しぶりに観た映画…出てくる女優さんたちが
あら、見たことある、この男優は『アリー my ラブ』のリチャード!と
有名人が出ていた割に、自主製作映画だったらしい。
主役は40代の女性4人だけれど、
専業主婦でシッターとお手伝いさんにかしづかれ優雅な人、
脚本家でそれなりに成功している人、
高級服のデザイナーで成功しているけれどイライラの人、
過去の不倫を引きずって無言電話をかける
元高校教師でいまはメイド…。
終わったとき、「えっ?!それで終わり?!」と
驚きの声を上げるほど、ぶつっという感じに終わった。
最後は4人の中で一番貧しいメイドをしていた彼女の
新しい恋人が実は働く必要のない資産をもっていた、
という…ハッピーエンド?
えっ?結局、お金がすべてってこと?
持つべきものは友達より資産家の彼?と
疑問符ばかりが頭の中でぐるぐる回った。
中学時代の仲良し友達もいまは本当にそれぞれだろうから、
私も映画の中の彼女たちのように集まると、
それなりの経済格差を感じたりするのかもしれない。
ママ友の友だちがかなり高級住宅地にお住まいで、
そこでは寄付に1家庭から100万は当然だとか、
知り合いの知り合いは、どこそこのタワーマンションで家賃が月50万だとか、
私も先日、あそこの家は固定資産税が年60万と聞いたり、
ほぉ~ほぉ~とフクロウのように相槌しか打てなくなった。
映画の中の女性たちには共感も羨望も抱かなかったけれど、
40代がふっと立ち止まって考えてしまう年代なのだろうと
いうことはわかる。
映画で観ると怒ってしまいそうな映画でした。
原題は"Friends with Money" (友達とお金)
原題のほうがよかった気がする。