我が家の子どもたち、昆虫や動物が大好きで、
「動物の図鑑だけで3種類いる!」
「ありの本をもっと買って!」というレベルなので
多分、平均的な家よりは本が充実している。
アリの本だけで何冊ある?というくらいに蟻も大好き。
いまでも思い出したように誰かが読んでいたりする。
小4の娘に「お母さんって…働かないアリよね」と言われた。
私、女王アリじゃなかったの?
働かないアリ?とちょっとショックを受けた。
ロンドンのパルに話すと、”soldir aunt!"(兵隊アリ)ね、と
大笑いされた。
(正確には兵隊アリと働かないアリは違うような…)
ということで、人間の”働かないアリ”として、
実際の”働かないアリ”を学ぼうと本を読んでみた。
働かないアリに意義がある!<働かないアリに意義がある!> (コミックエッセイ)
- 作者: いずもり・よう
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2013/03/22
- メディア: Kindle版
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これ、ジャンルは自己啓発本?哲学?生物学?とわからなくなるほどで
生物学の要素も盛りつつ、”働かないアリ”の意義が描かれている。
働かないアリを排除したところで、また働かないアリが発生する、
これを知った娘は目からウロコだったようで、
「じゃあ、クラスでうるさいAくんがいなくなろうと、
また別の誰かがうるさくするってことか。」と納得していた。
えっ?そうなの?それって、学級崩壊はエンドレス?
いやいや…と、ついストップをかけたくなるようなことも言いつつ、
友達にもアリ博士になって語っていた。
小さなアリの巣の中にも小さな社会があって、
小学校にも小さな社会があるんだろうなぁ~と
アリの本を一生懸命に読んで、
そこから何かを得ようとしているこどもたちを見て思った。