ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

便箋で脱力

先月、ポスクロで受け取ったハガキで、

「君と文通したいんだ。よかったら、手紙をちょうだい」と

送り主はアメリカの男性.

ファーストレター出しましたとも!

3週間くらい過ぎて返事が来たのだけれど、

今度はこれが「はぁ…」とため息の原因になっています。

以前、アメリカのパルに「あなたのアメリカ人のイメージは?」と

聞かれた。彼女も「日本って、なんだかクレージーよね!」と言っていた。

良くも悪くも、エネルギーを「そこで使う?!」と驚くことが多いらしい。

芸が細かいというか、無駄が多いと思うかは人それぞれでしょうが、

彼女の正直な日本人観を聞いたので、私も正直に。

「アメリカ人は基本はフレンドリーだと思うけれど、

たまにすーっごくややこしい人がいる。」というところでしょうか。

アメリカ人、両手両足はパルがいままでにいましたが、

私のパルはややこしくない人々、です。

その”ややこしい人”と私が形容してしまうのが、

宗教にとっても熱心な人。

これ、日本の比じゃない!と感心してしまう。

アメリカから日本の私に布教したり、寄付を募ったり、

パンフレットを何度も送ってきたり…

ゲイやレズなんて、普通よ、私たちは差別しないわ~という人が

私のパルではほとんどですが、過去に何度か

「結婚っていうのは、男と女でするべきよ!

神がそれを望んでいるわ!」とか

「あなたは神の寛大な愛を知らないのね!なんてかわいそうなの!」と

言われたことがあって、絶句した。

そういうことが私が出会った少ないアメリカ人でも多かったこともあり、

アメリカにはそういう人が割合多い、というイメージがある。

振れ幅が大きすぎる…さすが国土が広いところは違うわ!と

変に感心したり。

付け加えれば、いままで両手ほどにイスラム圏の人々と会話したけれど

一度も、全くの一度も布教活動や改宗を誘われたことがない。

「戒律を守るのは私で、押し付ける気はない」と何度か言われたことはある。

そういうところが、イスラム圏と日本は近いかな?と思ったりする、

他宗教への寛容さというところで。

日本からパル伝いに感じた私のイスラム観ですが。

話をアメリカ人の彼に戻すと、彼の便箋にまず脱力した。

ロンドンのパルが包装紙(かわいい包装紙ではなく、ただの茶色の)に

手紙を書こうと、イタリアのパルがメモ用紙を引きちぎって手紙を書こうと、

アメリカのパルが電話帳の横に置いてあるようなブロックメモで手紙を書こうと

こんなに脱力したことはなかった!

いや、気にしたこともなかったのに、

「はぁ・・・」というほどに彼の便箋に脱力した。

彼は、「教会の便箋」で手紙を書いていた。

しかも、どちらかというと新興宗教の類のような…。

読書が趣味とあったので、私の最近の数冊を書いた上で

彼の最近読んだ本を聞いたところ、「主に聖書を読んでいる」と。

カーン、という終了の鐘の音が聞こえるのは私だけかしら。

これこれ、これがアメリカ!とついアメリカ人観を聞いたアメリカのパルに

メールしたくなったほど。

お手製のパンフレットまで入れてくれたけれど、

「興味なし!」でわかる人なのかしら。

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