ショコラ日和

海外文通を通して、世界の友達と井戸端会議しています。

娘と母親

フィンランドのパルの双子の娘ちゃんとうちの娘は同じ年なので

よくこどもの話になる。

担任の先生のこと、自転車でどこまで行かせるか、

口の悪いお友達の対処をどうするか、

やってくる反抗期への対応など、ママ友トークを手紙で繰り広げている。

娘には「お母さんは厳しい!」と言われるけれど、

フィンランドのパルなんて、私の数倍厳しいわよ!と娘に言い、

「よそはよそ、うちはうちでしょ?」と言い返されたこと数回。

口ではなかなか互角に戦うようになってきた小4、恐るべし。

そんなフィンランドのパルが今回の手紙で書いていた。

彼女がいま、こどもたちとの関係にとても満足している、と。

彼女の子ども時代、真面目だったにもかかわらず

彼女の父は彼女を全く信用せず、彼女の母親はその夫に従うだけだった。

私は今こどもたちを信用しているし、

こどもたちのことで夫と議論することもある、

子ども時代には考えられなかった夫婦関係や親子関係を築いている、と。

日本ではいま毒親や子どもに依存する母親など、

異常な親子関係や問題ある親子関係など語られるけれど、

私の日本の友人でも「母親とよい関係を保っている」人は少数で、

海外のパルたちでもそれは全く同じ。

寧ろ、良好な親子関係のほうが珍しいのではないかとすら感じるほど。

「母親の話?あんまりいい記憶はないから、やめとく。」

とアメリカのパルも以前に言っていたし、

「私の子ども時代の母親はひどかったわよ。

いまは私が大人になったから、適度な距離を保っている」と

言っていたのはロンドンのパル。

娘と母親の距離は特に難しい気がする。

私も母親と良好な関係とはいえないけれど、

完璧主義者でないのが幸いして”理想の母親”をもつことを

さっさと諦めたし、自分もなれるとは思ってない。

30過ぎたり、40過ぎても、いや50が近づいていても

母親との関係に苦労している話を聞き、

母親と娘のむずかしさを改めて思った。


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