息子の友達が我が家に集合することが多い。
現代っ子は6人いても鬼ごっこなんぞは始めない。
DSで通信ゲーム。
各自がDSを持ち、黙々と静かに…なら文句はないのに
「いけいけー!!」
「こいこいー!!」
「おら、殺すぞ!」
「死んどけ!!」
っていうのを2時間ほど聞かされた日には、
さすがに温厚な私も堪忍袋の緒が切れた。
一応、息子のためを思い、みんなを笑顔で送り出してから、
「二度と家に呼ばないで!」と雷が息子に落ちた。
小2の息子は「汚い言葉を使ったのは僕じゃない」と言う。
ええ、その通り。
「っで、あれは誰?誰の友達?」「…僕の。」
では、選択肢は2つある。
「お母さんから、汚い言葉の子は家には入れない!と通告するか、
太郎が自分で友達に汚い言葉を使うのを自粛するように言うか。
好きに選んで頂戴。」と選択させた。
夫は「小学生男子は、あのくらいはふつう」というけれど、
そもそも私は下品で騒がしい小学生男子は嫌いだから!
ちんことうんこさえ言えば、笑える人種で、
会話は文章ではなく、単語や二語文、三語文の世界。
「ポケモン する?」「俺 するで」「俺も」
もうちょっと文章長く、意味がある言葉をしゃべって!と
思ってしまう。
そんな話を同じく小学生男子と女子がいるママさんに話した。
「男子は高学年になっても、単純でかわいいわよ~。
クッキーを焼いても、”うめー!うめー!”って食べる。
女子に同じクッキー出したら、”プレーンクッキー?結構です”
って、残したのよ~!!
私の手作りプレーンクッキーは食べられないんだって!」と憤慨していた。
お高くとまった女子に比べて、小学生男子はかわいいわよ~と。
その翌日、また男子6人がやってきて
太郎が私にお伺いを立ててきた。
「今日は、みんなに”死ね”も”殺す”もナシって言った。」
次は遊べなくなるから、と我が家でのNGワードを通達したらしい。
ゲーム中、
「倒してください、っていうのはええんか?」
「はよしろやー!は、アウトか?」
と、男子たちが確認してきた。
「ぶっ倒す!」の代わりに「成敗!!」と連呼していた。
女子は1を聞いて10を知るの世界ですが、
男子は15まで聞いても7くらいしかわかってもらえないものだと
わかっていたけれど…
応用とかは本当に無理なのね~と改めて思った。
「ジジイはアウトなんやろ?おジジイさまは?」と
聞いてきたのはうちの夫。
小学生男子が成長してコレ。悟りを開けそうな気分。